
LEVC Japanは、新型ロンドンタクシー「TX」を日本にて発売すると発表した。全国の販売店ネットワークを通じて予約注文の受付を2月1日より開始し、配車は6月頃を予定している。
新型「TX」は、初の電動化モデルとなり、車両床面に設置されるスライド式スロープにより車いすの乗客に対して優れた乗降性能を備え、最大で250kgまでの重量に耐えうるスロープの設計となっている。
また、観音式ドアを採用することにより室内幅の最大化と乗降時の乗客への身体的負荷を低減化すると同時に介助時のドライバーへの負担の低減も重視した設計となっているのも特徴だ。
さらに、旧型より好評を得ている回転式リアシートも、格納式ステップと同時に使用することにより、利便性に優れた乗降性能を実現する。
ドライブトレインは「e-city」と呼ばれる新しいレンジエクステンダーシステムを搭載。3気筒・1500ccガソリンエンジンを発電用に、駆動方式は100%のモーター駆動となっている。
このシステムの採用により滑らかな加速性能と高い静粛性、そしてメンテナンスコストを抑える24000キロ毎の主要サービスインターバルを実現。加えて、耐久性に優れる水冷式の32Kwリチウムイオンバッテリーを搭載し、外部からの急速充電にも対応している。
そのほか、アルミ構造による軽量化を実現。レンジエクステンダー化による車両の重量増を抑えるために、ボディの基本骨格はアルミニウム製となり溶接を一切行わない独自の接着焼付工法にて製造。ボディ外板は特殊繊維素材にて成形され高い耐久性と耐候性、そして車両重量の低減化を実現している。
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https://levc.jp/
構成/立原尚子
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