「スマホの中にお金をチャージするなんて不安」など、スマホ決済を始めるに当たっては、不安や疑問が尽きないもの。そんな疑問にキャッシュレスクイーンこと、ワタタニが回答。アナタの疑問を解消します!
Q.1お店やオンライン以外に支払えるの?
A.1 友達同士の支払いにも使えます
スマホ決済の場合、実店舗で使えるほか、ネットショップでも利用可能。そのほか友達同士のお金のやりとりにも使える。例えば『LINE Pay』の場合は、『LINE』で友達になっていれば、送金することができる(左画像)。送金自体は無料。ただ現金として引き出したい場合は手数料が必要になるので注意を。送金には『PayPay』や『d払い』『au PAY』『楽天ペイ』も対応。手軽に割り勘できるので、忘年会や新年会の時にも重宝しそうだ。
割り勘もスマートに
Q.2 チャージしすぎたお金は戻せる?
A.2現金化できるサービスもあります
友達から立て替え金を送金してもらった時など、チャージ残高が多すぎる場合は、セブン銀行ATMで現金として引き出すことができる。チャージした銀行口座に戻すこともでき、その両方に対応しているのが『LINE Pay』と『d払い』だ。『LINE Pay』はいずれも手数料1回200円が必要。『d払い』も同様に手数料として1回200円が必要になるが、みずほ銀行に出金する場合は、毎月1回目は100円になる。
手数料はかかるけど…
Q.3バッテリーが切れたら使えない?
A.3 電源オンでないと利用できません
スマホ決済は基本、電源オフの状態では使えない。ただし『Suica』などの場合は、微弱の電流があれば利用できる。バッテリーがなくなった直後であれば、利用できるケースもある。
Q.4 不正利用されないか心配です…
A.4 全額補償の制度化が進行中です
不正アクセスで約4000万円の被害に遭い、サービス廃止を余儀なくされた『7pay(セブンペイ)』。その影響から、スマホ決済に不安を抱く人が増加。各社では安心して利用してもらえる環境づくりに力を入れる。補償制度の確立や相談窓口の設置、24時間・365日のモニタリング体制による不正検知など、セキュリティー対策を強化。不正対策に関する情報共有も行なわれている。
『メルペイ』と『PayPay』『LINE Pay』では、互いの事業者間で不正対策に関する情報共有を行なうことを発表。不正利用に対して総合的に対策を行なう。
セキュリティー対策は必須に
3社のセキュリティーに対する取り組みは、9月18日に開催された「MERPAY CONFERENCE 2019」で発表。業界を挙げ、安心安全にスマホ決済が利用できる環境をつくる。
Q.5 紛失や盗難の時はどうする?
A.5 すぐにスマホ機能をロックして下さい
最近のスマホは指紋や顔認証などの生体認証機能を搭載。紛失・盗難されても悪用の危険は少ないが、ケータイ会社に連絡して画面機能をロックしてもらえば安心できる。
取材・文/綿谷禎子 イラスト/亀山鶴子