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仮装通貨で買い物、24枚のクレカを1枚に集約、CES2020で見つけたデジタルカード最新トピックス

2020.01.18

アメリカ・ラスベガスで2020年1月7日~10日(現地時間)に開催された世界最大規模の展示会「CES 2020」。メインは家電ながら、ここ数年は幅広いジャンルの最新テクノロジーが集結するイベントとなり、まだ出展数はわずかながら、「Digital Money」というジャンルも確立されてきた。そんな「CES 2020」で見つけた、2つのデジタルカードについて紹介しよう。

Sands Expo会場の「Digital Money」のコーナー。

仮想通貨を管理できるデジタルウォレット

まず1つ目が、台湾のスタートアップ「AuthenTrend Technology Inc.」の『AT.WALLET』。これは指紋認証に対応したクレジットカードタイプのデジタルウォレット。中にはビットコイン(Bitcoin)やビットコインキャッシュ(BitcoinCash)、イーサリアム(Ethereum)などの仮想通貨が登録できる。

ビットコインなどが登録できる『AT.WALLET』。

特徴はカード本体に指紋認証機能を備え、セキュリティに配慮した形でカード機能を有効にできるところ。最初に指紋データを登録し、そのデータをカード自体に格納することで認証する。登録できる指紋は8本まで。

カード自体に通信機能はなく、Bluetoothでスマホやタブレット、パソコンなどと連携。現在はiOS、iPad、macOSに対応する。カードで指紋認証するとアプリ内のビットコインアカウントなどにアクセスでき、送金などの操作が可能になる。カードにディスプレイ画面があり、QRコードを表示できるので、リアル店舗での買い物にも対応。これらの機能については、国内で実用新案特許を取得済みだ。

ディスプレイにビットコインアカウントを表示。

ディスプレイにQRコードも表示する。

指紋認証を採用し、その指紋データをネット上ではなくカード内に保管。カード自体はインターネットに繋がらず、アプリとのアクセスはBluetoothということで、高い安全性を誇る。そんなセキュリティ機能を評価されて、『AT.WALLET』は「CES 2020 イノベーションアワード」の「Cybersecurity & Personal Privacy」を受賞。

「CES 2020 イノベーションアワード」を受賞。

このようなデジタルウォレットの問題点となるのがバッテリーの持ちの問題だが、『AT.WALLET』はその点にも配慮し、バッテリー充電用のホルダーを用意。USB接続することで充電できる。カード内のバッテリーのみでは70回程度の利用が可能。ディスプレイ画面にバッテリーのインジケーターが付いているので、充電するタイミングもわかりやすい。

バッテリー充電用のホルダー。

カードの裏面に充電用の端子がある。

ホルダーはUSB接続で充電する。

ターゲットは個人ユーザーで、特に日本、韓国、台湾において力を入れると言う。現在はプロトタイプで価格は未定だが、1万円程度にはなることが予想される。日本でもビックカメラやメガネスーパーなど、ビットコインで支払いができる店舗が増えつつある。今後、ビットコインの利用がどれほど拡大されるかが鍵となるだろう。

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