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アメリカでブーム!植物性食品のみを使用した「プラントベースフード」を好んで食べる人の傾向

2020.01.19

プラントベースフードを好む人とは?

一体どのような人が「プラントベースフード」を食べているのだろうか?独自に行ったプラントベースフードを好む人へのインタビューを通じ、プラントベースフードを好む層は以下の3つのタイプに分類されると考えた。

1.「健康オタク」タイプ

低カロリー、高たんぱく質な食品を好む。健康に関する情報を常にチェックし、毎日欠かさず運動をする健康志向の高い人。

例えば、「飽和脂肪酸の代わりに不飽和脂肪酸を摂取したい(※)」と考える健康オタクは、肉の代わりに豆を使用した「代替肉」を好んで摂取している。

※脂肪を構成している要素である脂肪酸は、分子の構造的な違いから「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分類される。植物に多く含まれるものを「不飽和脂肪酸」、肉などの動物性食品に多く含まれる脂を「飽和脂肪酸」と言う。
飽和脂肪酸が多い食事は、心血管疾患のリスクになると考えられている。飽和脂肪酸の代わりに不飽和脂肪酸を摂取することで、LDLコレステロールの減少、血圧の低下につながり、引いては心血管疾患のリスクを下げることも最近の研究から証明されている。

また、日本と比較して医療費が高いアメリカでは、「病気になってから医者に診てもらう」のではなく、「病気にならないようセルフケアを徹底する」という予防意識が高い。そのため、ここまで健康オタクでなくとも、病気予防のために果物や野菜を沢山摂取しようと意識している人は多い。

2.「エコレンジャー」タイプ

地球温暖化や水不足問題を改善するために、日々の生活で自分ができる事を取り組もう!という正義感に溢れた人。

あまり知られていないことだが、畜産業をする上で大量のメタンガスが排出される。牛1頭がゲップやおならをすると、1日160〜320リットルものメタンガスが排出されており、このメタンガスが地球温暖化に繋がっているのだ。

また、畜産業は温暖化だけでなく水不足問題にも関わっている。畜産業は果物や野菜の生産と比較し、大量の水を必要とする。

2030年には水の供給が需要に対して40%不足すると言われている現在、水資源の管理は持続可能な発展のために重要な課題となっており、水の使用量を減らすためにも肉食生活から植物生活にシフトしようという動きがアメリカをはじめ世界で高まっているのである。

このような問題から、「肉の摂取量を減らすことで、地球環境を改善しよう」という想いで、プラントベースフードをチョイスする人々が増加している。

ちなみに、ボストンで複数店舗展開するビーガンカフェ「クローバーカフェ」も、ハーバードMBA卒業生が地球温暖化を解決するためにオープンした店である。

3.「ミーハー」タイプ

新しいもの好きで、話題となっているものはとりあえず試してみるミーハーな人。(私を含め、多くがこの層に当てはまるのではないだろうか?)

プラントベースの機能的価値よりも、「今トレンドのプラントベースを食べているワタシ」を求めて商品を購入している層だ。

この層の心を捉えているブランドと言えば、ニューヨークを中心にアメリカで拡大するビーガンカフェ「by CHLOE」。

食べ物は勿論、モデルのようなカリスマ性を持つ創業者、オシャレな世界観、カラフルでポップなインテリアがミレニアル世代から支持されている。

どの層に向けた商品づくりなのかを意識することが重要

「プラントベースフード」と一概に言っても、それぞれの層によってニーズは異なり、アプローチ方法も変えていく必要がある。

日本では、プラントベースフードに関心を持つ層としては、「健康オタク」と「ミーハー」が多いのではないだろうか。

健康オタク層にアプローチするために、筋トレ後に簡単に食べられる製品づくりや、たんぱく質量の表示などが効果的で、ミーハー層にアプローチするためには、ブランドの世界観づくりなどが重要になってくるだろう。

文/小松佐保(Foody Style代表)

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