
2019年4月より働き方改革関連法が順次施行されたことに伴い、開始された「有給休暇取得の義務化」。この法案は「事業者は対象となる労働者に対し、1年で5日以上の有給休暇を取得させる」ことを義務としている。
「有給休暇が取りやすくなった」人は7割超え。約3割が「昨年より取得日数が増加」
この法案について、400名の男女会社員を対象にした意識調査が行われた。
すると、71%がこの法案について「知っている」と回答。さらに「有給休暇が取りやすくなった」と答えた人は74%に上った。
2018年に比べての有給休暇取得日数の増減を尋ねる調査が行われたところ、「変わらない」という人が7割で一番多いという結果に。
しかし、「5日以上増えた」という人も1割おり、全体で2018年より取得した日数が増えた人の合計は3割近くという結果になった。
また、有休取得の義務化を「嬉しい」と答えた人は全体の83%に。理由として最も多かったのは、「罪悪感なく休めるようになったから」だった。
有給休暇の取得義務化について「会社から説明があった」人は半数以下!?
「1年間に5日以上の有給休暇を取る必要がある」ということは理解していても、対象取得期間などの詳細は理解していない人も多いのではないだろうか。2019年の4月以降に年次有給休暇が付与されたタイミング(=「法定の基準日」)から、1年の間に5日以上の有給休暇を取ることが義務、とされている。
そんな法案の内容も含め、会社から説明があったという人は42%、説明がなかったという人は46%という結果になった。加えて、「基準日」となる有給休暇付与月を知らない人は18%いることも今回の調査では明らかになった。
義務化された5日間の有給休暇を使って旅行をしたい人は72%、一番人気の旅行先は国内旅行!
義務化された5日間の有給休暇を使って旅行をしたい人は72%。その行き先では国内旅行が最も人気で56%という結果に。次いでハワイと、近場の台湾やソウルなどのアジアが18%として2位にランクインした。
5日の有給休暇を同じタイミングで取ると、前後の土日と合わせて9連休にすることが可能になる。ということで、取得が義務化されたこのタイミングで、近場だけではなく、遠い旅行先にも挑戦してみてはいかがだろうか?
<アンケート概要>
・サンプル数: 計400名
・調査対象: 20代~50代の会社員男女
・調査期間:: 2019年12月3日~5日
・調査方法: インターネットリサーチ
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がある。
出典元:エクスペディア・ジャパン
https://www.expedia.co.jp/
構成/こじへい