
1,754名に聞いた「フリーターになった理由」
「退職」「家庭の事情」「就業意欲がない」など、アルバイトで生計を立てる「フリーター」になる理由は様々。今回マイナビが1,754名に実施した調査では、「フリーターになったきっかけ」について、全体では「正社員より楽」が多いが、35歳以上は外部環境に起因する回答が高い傾向にある。
フリーターになったきっかけは、「正社員で働くより楽だから(22.0%)」、「明確な職業を思い描けなかった(18.6%)」が高い結果となった。一方、35歳以上のフリーターは、「正社員として雇ってくれるところがなかった(19.9%)」「家庭の事情のため(19.6%)」など、外部環境に起因する回答が多い傾向に。
また、非就労者のうち「就業意向のある人」は9割を超えているが、そのうち「求職活動をしている人」は37.7%、「就業意向はあるが、求職活動はしていない」が62.3%となった。求職活動をしていない理由として、「知識・能力に自信がないから(46.7%)」が最も高い結果となった。
就職氷河期世代の就職支援認知状況については、「知っている」が約3割、「知らない」が約7割を占めた。年代が上がるほど認知も上がっているが、全体としてまだ浸透していないことがうかがえる。
マイナビ『フリーターの意識・就労実態調査』概要
【調査方法】 インターネット調査
【調査期間】 2019年7月5日(金)~2019年7月8日(月)
【調査対象】 15~44歳の男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、パート・アルバイトとして働いている人、または非就労者のうち希望する雇用形態が「アルバイト・パート」の人 ※調査時点、厚労省のフリーター定義より
【有効回答数】 1,754名 ※「総務省・労働力調査(2019年5月分データ)」を元に、ウエイトバック集計を行っている
構成/ino
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