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新規利用者の9割が便利と感じるキャッシュレス決済、ポイント還元が始まって利用頻度が増えた店TOP3は?

2020.01.14

2019年10月1日の消費税増税と同じタイミングで始まったキャッシュレス・消費者還元事業。日本国内におけるキャッシュレス化の促進を目指して実施されたものだが、実際のところ、その効果はどの程度だったのだろうか?

そこで今回、キャッシュレス・消費者還元事業の対象店舗でキャッシュレス決済を利用したことがある全国の20歳~69歳の男女1,000名を対象にしたアンケート調査が行われたので、紹介していきたい。

なお本調査は、株式会社ジェーシービーにより、2019年12月9日(月)から11日(水)の3日間にわたって行われた。

キャッシュレス・消費者還元事業を利用した人の13.5%がキャッシュレス決済新規利用層

2019年10月1日の消費税増税と同時に、対象店舗でキャッシュレス決済を行うと決済額の5%(または2%)が還元される“キャッシュレス・消費者還元事業”が始まった。

消費者への還元方法には、後日ポイントやキャッシュバックとして還元される方法と、支払い時に即時還元(実質値引き)という形で還元される方法の2つがあるが、利用実態はどのようになっているのだろうか。そこで、キャッシュレス決済の利用実態について質問が投げかけられた。

キャッシュレス・消費者還元事業の対象店舗でキャッシュレス決済を利用したことがある全国の20歳~69歳の男女1,000名(全回答者)を対象に、2019年10月より前にキャッシュレス決済を利用していたか尋ねる調査が行われたところ、「2019年10月より前は利用していなかった(以下“新規利用層”)」は13.5%、「2019年10月より前から利用していた(以下“継続利用層”)」は86.5%となった。

新規利用層の割合を性年代別にみると、20代女性(29.0%)が最も高く、50代男性(6.0%)が最も低くなった。

キャッシュレス決済の新規利用層(135名)を対象に、現在使っているキャッシュレス決済を尋ねる調査が行われたところ、「クレジットカード決済」(72.6%)が最も高く、次いで、「QRコード決済・バーコード決済」(62.2%)、「電子マネー決済」(41.5%)となった。“クレジットカードでキャッシュレス決済デビュー”という人が多いようだ。

キャッシュレス・消費者還元事業で利用しているキャッシュレス決済

キャッシュレス・消費者還元事業で消費者還元を受けるために、どのような決済方法を利用している人が多いのだろうか。

全回答者(1,000名)を対象に、キャッシュレス・消費者還元事業で利用しているキャッシュレス決済は何か尋ねる調査が行われたところ、「クレジットカード決済」(79.4%)が最も高く、次いで、「電子マネー決済」(52.5%)、「QRコード決済・バーコード決済」(46.7%)となった。還元を受けるためのキャッシュレス決済方法として、クレジットカードが多くの人に支持されているようだ。

新規利用層(135名)と継続利用層(865名)を分けてみると、新規利用層では「クレジットカード決済」(63.0%)が最も高く、次いで、「QRコード決済・バーコード決済」(60.0%)となり、継続利用層では「クレジットカード決済」(82.0%)が最も高く、次いで、「電子マネー決済」(55.7%)となった。

最近ではスマートフォンの普及などによりQRコード決済に注目が集まっているものの、新規利用層と継続利用層のどちらにおいても、クレジットカード決済で還元を受けている人が多いことがわかった。

キャッシュレス決済新規利用層の大半が、キャッシュレス決済のメリットを実感!

2019年10月以降にキャッシュレス決済を利用し始めた人は、キャッシュレス決済にどのような印象を持っているのだろうか。キャッシュレス決済の新規利用層(135名)を対象に、キャッシュレス決済に対する考えについて質問が投げかけられた。

まず、≪キャッシュレス決済は、使ってみると便利だった≫と思うか尋ねる調査が行われたところ、「非常にそう思う」は32.6%、「ややそう思う」は57.0%で、合計した『そう思う(計)』は89.6%となった。新規利用層の大半が利便性を感じているということがわかった。

また、≪キャッシュレス決済を、もっと早く使っておけばよかった≫と思うか尋ねる調査が行われたところ、『そう思う(計)』は71.9%となった。男女別にみると、『そう思う(計)』と回答した人の割合は、男性81.1%、女性65.9%で、男性のほうが15.2ポイント高くなった。

キャッシュレス・消費者還元事業開始後のキャッシュレス決済利用頻度 20代女性の71.8%が「増えた」と回答

2019年10月にキャッシュレス・消費者還元事業が始まって以降、キャッシュレス決済の利用頻度はどのように変化したのだろうか。

継続利用層(865名)を対象に、2019年10月1日以降のキャッシュレス決済の頻度は、以前と比べてどのように変わったか尋ねる調査が行われたところ、「増えた」は55.5%、「変わらない」は44.4%、「減った」は0.1%となった。キャッシュレス・消費者還元事業が始まったことでキャッシュレス決済をする機会が増えたという人が多いようだ。

性年代別にみると、キャッシュレス決済の利用頻度が増えたという人の割合は若い年代で高く、20代男性では63.3%、30代男性では63.2%、20代女性では71.8%、30代女性では61.4%となり、特に、20代女性で高いことがわかった。

20代女性は新規利用層の割合も他の性年代層より高く、20代女性がキャッシュレス・消費者還元事業の影響を最も強く受けているのではないだろうか。

キャッシュレス決済をしていて感じることランキング

全回答者(1,000名)を対象に、キャッシュレス決済をしていて感じることを尋ねる調査が行われたところ、「キャッシュレス決済対応のお店が増えた」(54.5%)が最も高く、次いで、「少額でも気にせず使える」(40.4%)、「ポイントがよく貯まる」(36.4%)、「会計がスピーディー」(29.6%)、「周囲に使う人が増えた」(28.7%)となった。対応店舗が増え、買い物やサービスの利用時にキャッシュレス決済を利用できる機会が増えたと感じている人が多いようだ。

性年代別にみると、「ポイントがよく貯まる」は20代男性(44.0%)、「少額でも気にせず使える」は50代女性(61.0%)と60代女性(59.0%)が、他の層と比べて高くなった。ポイントが貯まることの利得性を感じているのは若年層の男性に多いようだ。

また、金額の多寡を気にする必要なくキャッシュレス決済をすることができると感じている人は50代や60代の女性に多く、気兼ねなくキャッシュレス決済を利用できる環境が徐々に整備されていると感じていることがうかがえる結果となった。

キャッシュレス決済の継続利用層について、キャッシュレス決済の利用頻度が増えた層と、利用頻度は変わらない・減った層を分けてみると、「少額でも気にせず使える」(増えた層51.5%、変わらない・減った層28.1%)、「ポイントがよく貯まる」(増えた層44.2%、変わらない・減った層25.7%)、「周囲に使う人が増えた」(増えた層35.6%、変わらない・減った層16.4%)では、頻度が増えた層のほうが15ポイント以上高くなった。

少額から使える利便性や、ポイントが貯まる利得性、利用者増加による安心感から、キャッシュレス決済の利用頻度が増えた人が多いのではないだろうか。

また、「現金払いより安く買える」(増えた層32.3%、変わらない・減った層19.7%)、「キャンペーンがお得」(増えた層23.8%、変わらない・減った層13.2%)では、頻度が増えた層のほうが10ポイント以上高くなっていた。“お得感”がキャッシュレス決済の利用を後押ししているようだ。

複数のキャッシュレス決済を使い分け 30代の69.0%が「お店によって使い分け」

キャッシュレス決済には、クレジットカード決済、電子マネー決済、QRコード・バーコード決済など、多くの種類があり、お店での支払いの仕方も、カードの提示、スマホアプリの利用など様々だ。では、キャッシュレス決済を使い分けている人はどのくらいいるのだろうか。

全回答者(1,000名)を対象に、キャッシュレス決済が使える店舗で、複数のキャッシュレス決済を使い分けることがあるか尋ねる調査が行われた。

≪お店によって使い分けること≫について、「ある」は65.4%、「ない」は34.6%となった。「ある」と回答した人の割合を年代別にみると、30代(69.0%)が最も高くなった。

また、≪金額によって使い分けること≫について、「ある」は51.6%、「ない」は48.4%となった。「ある」と回答した人の割合を年代別にみると、こちらも30代(58.0%)が最も高くなった。30代には、お店や支払い金額に応じて、複数のキャッシュレス決済を使い分けている人が多いようだ。

では、複数のキャッシュレス決済を、お店と金額の両方で使い分けている人はどのくらいいるのだろうか。

複数のキャッシュレス決済の使い分け状況をみると、≪お店によって使い分けること≫と≪金額によって使い分けること≫のどちらも行っている人は46.8%だった。

性年代別にみると、20代男性(50.0%)や30代男性(51.0%)、40代男性(52.0%)、30代女性(53.0%)では半数以上となった。男性では若い世代のほうがキャッシュレス決済の使い分けに積極的なようだ。また、キャッシュレス決済の利用開始時期別にみると、新規利用層では53.3%と、継続利用層(45.8%)と比べて7.5ポイント高くなっていた。

キャッシュレス・消費者還元事業が始まって利用頻度が増えたお店、1位「コンビニエンスストア」

全回答者(1,000名)を対象に、キャッシュレス・消費者還元事業が始まって利用頻度が増えたお店を尋ねる調査が行われたところ、「コンビニエンスストア」(48.7%)が最も高く、次いで、「スーパー」(36.4%)、「ドラッグストア・薬局」(21.7%)、「飲食店」(20.2%)、「ネットショップ・オンラインショップ」(14.7%)となった。

大手コンビニエンスストアでは、店頭でのキャッシュレス決済時に、決済金額の2%分が即時値引きされる。そのためか、コンビニエンスストアの利用頻度が増えたという人が多いようだ。

年代別にみると、20代では「コンビニエンスストア」(63.0%)や「スーパー」(43.0%)、30代では「ドラッグストア・薬局」(28.5%)が、他の年代と比べて高くなっていた。

消費者還元の消費促進効果は若年層で顕著 20代の34.0%が「買おうか悩んでいたものを購入した」と回答

キャッシュレス・消費者還元事業は、消費行動にどのような影響を与えたのだろうか。

全回答者(1,000名)を対象に、キャッシュレス・消費者還元事業によってポイントが還元されることを考慮して行ったことについて質問が投げかけられた。

まず、≪買おうかどうか悩んでいたものを購入した≫では、「行った」が23.0%、「行っていない」が77.0%となった。「行った」と回答した人の割合を年代別にみると、若い年代ほど高い傾向がみられ、20代では34.0%だった。

≪商品・サービスのグレードを上げて購入した≫では、「行った」が13.4%、「行っていない」が86.6%となった。

「行った」と回答した人の割合を年代別にみると、こちらも20代(24.5%)が最も高くなった。購入の後押しや、ワンランク上の商品・サービスの選択など、消費者還元が消費を促進したケースは20代に多いことがわかった。

また、≪商品の購入数・サービスの利用回数を増やした≫では、「行った」が25.4%、「行っていない」が74.6%となった。「行った」と回答した人の割合を年代別にみると、20代(36.0%)が最も高くなっていた。

≪別のものも一緒に購入した≫では、「行った」が26.5%、「行っていない」が73.5%となった。

「行った」と回答した人の割合を年代別にみると、20代(35.5%)が最も高くなる。ポイントが還元されることを考慮し、商品・サービスに対する消費の量・頻度を増やしたり、“ついで買い”や“合わせ買い”をしたりしている人は、若年層に多いようだ。

近年、若年層の消費の落ち込みが懸念されているが、今回のキャッシュレス・消費者還元事業が、キャッシュレス決済でポイントがお得に還元される仕組みを知った若年層の消費喚起の一助となるのではないだろうか。

新規利用層の77.0%が「キャッシュレス・消費者還元事業終了後もキャッシュレス決済を利用する」と回答

キャッシュレス・消費者還元事業は、2020年6月末をもって終了する予定となっているが、その後のキャッシュレス決済利用意向は、どのようになっているのだろうか。

全回答者(1,000名)を対象に、キャッシュレス・消費者還元事業が終了した後もキャッシュレス決済を利用するか尋ねる調査が行われたところ、『利用すると思う(計)』(「利用すると思う」と「どちらかといえば利用すると思う」の合計)は89.2%となった。大多数が、キャッシュレス・消費者還元事業終了後も、キャッシュレス決済を利用し続けたいと考えていることがわかった。

新規利用層(135名)についてみると、「利用すると思う」は31.9%、「どちらかといえば利用すると思う」は45.2%で、『利用すると思う(計)』は77.0%だった。キャッシュレス決済の利便性や利得性などを実感できたという人が多いのではないだろうか。

注:本ニュースレターの百分率表示は小数点第2位で四捨五入の丸め計算を行っているため、単一回答形式の質問の場合、内訳の計と合計が一致しない場合や、全ての内訳を合計しても100%とならない場合がある。

※JCB調べ

<調査概要>
調査タイトル:キャッシュレス・消費者還元事業に関する調査2019
調査地域:全国
調査対象:ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする
キャッシュレス・消費者還元事業の対象店舗でキャッシュレス決済を利用したことがある20歳~69歳の男女
調査期間:2019年12月9日~12月11日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1,000サンプル
(内訳)
男性500サンプル(20代100サンプル/30代100サンプル/40代100サンプル/50代100サンプル/60代100サンプル)
女性500サンプル(20代100サンプル/30代100サンプル/40代100サンプル/50代100サンプル/60代100サンプル)
実施機関:ネットエイジア株式会社

出典元:株式会社ジェーシービー

構成/こじへい

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