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アパレル業界の今年のトレンドは「アップサイクル」と「オフプライスストア」に注目

2020.02.01

ワークマン

太田敏宏さん

伊藤忠ファッションシステム
太田敏宏さん
人や社会を取り巻く商品や環境を鋭く読み解く独自視点が売り物。大手流通業&メーカー向けに商品戦略などを行なう。

〝失敗しても売ればいい〟冒険心が消費を加速する

 ワークマンプラスの大ヒット以外、トレンドに恵まれなかった2019年のアパレル業界。だが、2020年を迎え、明るい兆しが見えてきた。そのひとつが、メルカリをはじめとするフリマアプリの使い方の変化だ。

「持っている服を値がつくうちに売るというリセールバリューを念頭に置いた、新たな消費傾向が目立ってきた」と、伊藤忠ファッションシステムの太田さんは語る。

「失敗しても売ればいいという意識が高まり、定番アイテムではなく、しばらく消費が伸び悩んでいた個性的なファッションアイテムが再び脚光を浴びています」

 フリマアプリのリユースとは別に、アパレル業界で大きな課題となっている、大量廃棄問題を解決する取り組みにも注目が集まる。

「古着をリメイクして販売するアップサイクルや、余剰在庫を引き取り大幅に値引いて販売するオフプライスストアも、2020年のトレンド最右翼です」

 高機能ウエアにも新潮流が生まれる。導電性のある繊維を使い、スマホと連動して心拍数などを計測する〝スマートウエア〟だ。海外ではすでに実用化されており、日本での本格的な展開を見込む。

〝レガシー〟と〝公園〟が都市再生のトレンドに

 東京五輪後の景気後退が、不安視されている。これについて、太田さんは次のように説く。

「1964年の東京五輪後に起きた〝オリンピック不況〟のような事態に再び陥ることはないでしょう。都市再開発のピークは2027年といわれており、五輪後に竣工する施設は多い。その土地の個性を生かした再開発で、活況は都市単位で継続します」

 店舗やサービスが均一化した従来型の施設ではなく、卸売市場というレガシーを生した神奈川・横浜「ブランチ横浜」や、絶景を前面に打ち出して集客を伸ばす長野・白馬村「ハクバ・マウンテンハーバー」のように、地場に根づいた街づくりは2020年も続く。さらに、東京・南町田「グランベリーパーク」、同・渋谷「新宮下公園」など公園複合施設の完成が相次ぐ。

「現在再開発中の都市は、路面の魅力を充実し、人が回遊する仕組みを施策しています。この人の循環が2020年の消費トレンドを生む原動力となるでしょう」

ワークマン

孤軍奮闘のワークマン。高機能・低価格であることが、にわかファンを生んだ。

中古市場はリセールバリューを重視

(メルカリ「2019年度 フリマアプリ利用者と非利用者の消費行動に関する意識調査」より引用)

中古市場はリセールバリューを重視

高く売れること前提に新品を購入するフリマアプリユーザーの割合は6割に到達。リセールバリューを重視して商品を選ぶのが当たり前の時代に。

中古市場はリセールバリューを重視

フリマアプリを使わないユーザーは新品にこだわる。だが、その割合は減少中。中古品への抵抗は薄れつつある。

「ハクバ・マウンテンハーバー」

標高1290ⅿの白馬岩岳山頂に開業した「ハクバ・マウンテンハーバー」。北アルプスの絶景が一望できる山頂テラスに行列ができる。

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