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赤身肉や加工肉の食習慣とがんの疾病リスクは無関係、カナダ・マクマスター大学研究チーム発表

2020.01.10

 健康への懸念に加えて、最近では環境問題や“アニマルライツ”の観点からも“敵視”されている感のある肉食メインの食生活だが、そんなに悪いことなのだろうか。最近の国際的な研究では、肉食と健康リスクには何の関係もないことが結論づけられていて興味深い。我々は今まで通り赤身肉を食べてよいのだ。

赤身肉の食習慣と疾病リスクは無関係

 世界保健機関(WHO)でもイギリスの国民保健サービス(NHS)でも、健康への懸念から人々の食卓から牛や豚の赤身肉とベーコンやハムなどの加工肉を減らすようにと訴え続けている。例えばNHSのガイドラインでは、赤身肉は1日70グラム以下にするべきであるという。それ以上の消費は大腸がんなどの健康リスクを高めるというのだ。

 カナダ・マクマスター大学やダルハウジー大学などをはじめとする国際的な研究チームが2019年10月に「Annals of Internal Medicine」で発表した一連の研究では、これまでに発表された研究を詳しくメタ分析して肉食と健康の関係を探っている。結論としては赤身肉と加工肉の食習慣ががんなどの疾病リスクを高めるという根拠はないということだ。

 例えんば5万4000人を対象とした12件の実験のうちの1つのレビューでは、肉の消費と心臓病、糖尿病、またはがんのリスクとの間に統計的に有意または重要な関連性を発見できなかったと結論づけている。

McMaster University」より

 また数百万人を対象としたコホート研究の3回の系統的レビューでは、赤身肉または加工肉の摂取が1週間に3回以下の人々の疾病リスクはごくわずかに減少したことが示されたが関連性は不明であった。

 研究チームは赤身肉や加工肉を食べることに関する人々の態度や健康に関連する認識を調べるメタ分析も行っている。それによれば人々は肉を食べることは健康的であると認識しており、味が好きであり今までの食習慣を変えたがらないことも明らかになった。

 これらのメタ分析の結果、研究チームはほとんどの人は今までと同じように赤肉や加工肉を食べ続けることができるのだと言及している。もちろん食べ過ぎはよくないのだろうが、これまで特に健康に問題がないのであればNHSのガイドラインに従わなくてもよいということになる。肉好きにはホッと一安心の研究であるが、それでもしっかり野菜を摂るなどのバランスのよい食事を心掛けたいものだ。

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