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宇宙開発先進国ルクセンブルクで行なわれたイベント「New Space Europe」に潜入してわかった国を動かす国民の〝スキル〟

2020.02.10

宇宙ベンチャー企業の誘致や宇宙法や政策の制定に国を挙げて積極的に乗り出したルクセンブルク。国をも動かす国民の〝スキル〟とはいったい……?

井上榛香

宇宙ライター/井上榛香
1994年生まれ。学生時代に宇宙法を学び、現在は宇宙法政策やビジネス分野を中心に取材・執筆活動を行なう。ロシア料理には目がない。

 従来の政府主導で進められてきた宇宙開発を「レガシースペース」と呼ぶのに対し、民間が中心となり進めるものを「ニュースペース」と呼ぶ。ルクセンブルクにて11月中旬に開催された「New Space Europe」には、まさに各分野で宇宙を目指すベンチャー企業関係者や彼らを支援しエコシステムを築こうとする政府関係者、投資家、その盛り上がりを肌で感じようとする参加者がおよそ300人集まった。同分野最大級のカンファレンスと言われている。

 有識者を迎えたパネルやスタートアップによるキーノートスピーチなどセッションが多数設けられていたが、興味深かったのは会場の雰囲気そのものかもしれない。セッションの所感を議論しあう参加者のエネルギッシュさに驚かされた。

 そして、ふと思い出したのは2年前のルクセンブルク旅行での出来事だ。駅の待合室で暇を持て余していた人々に「自分の国が政策として宇宙ビジネスを推進することをどう思うか」と尋ねてみると「知らなかったけれど、ルクセンブルクならやりそうだよね」「おもしろそう!」と、驚きではなくポジティブな答えが若者からもお年寄りからも返ってきた。今回、2度目のルクセンブルク渡航で彼らのエネルギッシュさの源は「おもしろがる力」にあると確信した。月とか宇宙資源だとか、夢のようなキーワードにも地に足をつけて現実的に向き合える力こそがこの国の宇宙開発を推進しているのだろう。

 では、日本がおもしろがれることは何か。ロケットや衛星、そのほかの何か一分野でも構わない。50年先も宇宙に心を躍らせられる国であってほしい。

ルクセンブルク宇宙局

11月13日より2日間にわたって開催された。今年の主催は昨年発足した、ルクセンブルク宇宙局。

Lunar Economy

「Lunar Economy(月経済)」のセッションでは企業と政府、両サイドの意見を聞くことができた。

取材・文/井上榛香

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