
ヤマハ『SEROW FINAL EDITION』58万8500円
道なき道を、トコトコと歩くように……。他にないマウンテントレールという新ジャンルを開拓し、1985年の初代登場から30年のロングセラーモデルとなったセロー。環境規制対策やグローバル展開の難しさから生産終了がアナウンスされ、ファイナルエディションが発売された。極低速から粘り強さを発揮するエンジン、軽量コンパクトなボディ、そして悪路走破性の高さを見せるストロークたっぷりのサスペンションも、最終型となる。
原点回帰をテーマに、初代モデルをオマージュしたホワイト/グリーン、ホワイト/レッドの2色をラインナップ。フレーム塗装を2コート仕様で、質感を高めるともに傷などに対する耐久性を向上している。両カラーともゴールドリムを装着し、タンク上面にFINAL EDITIONエンブレムをあしらっている。
空冷SOHC2バルブ単気筒エンジンはFIを搭載。低中速域での粘り強いトルク特性が、「低速でも楽しい」というセローならではのキャラクターを生み出している。中・高回転域も軽快で、スポーティーな走りも楽しめる。
文/木村公一
※記事中のデータなどは2019年12月現在のものです。