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iPhone 11、Google Pixel、Galaxy A20、AQUOS sense3、2019年に発売された最新スマホの進化を検証

2019.12.30

ソニーは「復活初年度」

房野氏:新社長のソニー、Xperiaはどうですか?

法林氏:がんばっているのはわかるし、「Xperia 5」をああいうポジションで出したのは評価できる。「Xperia 1」も2019年発売で、どちらもいい商品だと思う。ただ、ソニーはもう少し端末を安く上手に作る技術を考えた方がいいと思う。これから取り組むのだと思うけど、他社に比べるとコストが高い。キャリアの内部からは、調達価格が高いという言われ方をしている。値下げする余地があまりない感じに見えている。商品自体はいいと思う。

Xperia 5

Xperia 1

石野氏:2019年、ソニーは復活初年度みたいな感じ。

法林氏:うん、良かったよね。

石野氏:製品ラインアップもわかりやすくなった。カメラ性能は若干、ファーウェイとかに追いつけていないというか、もう1キャッチアップが必要な部分もあるけど、21:9のディスプレイをいち早く打ちだしたり、3眼で全部画素数をそろえてきたりしたところ、コンセプトは評価できます。ディスプレイをマスターモニターの色に揃える必要はあるかなってちょっと思いつつも。

法林氏:Xperiaについて、どこかの記者さんが「同じセンサー、同じ画素数で撮ったものを画像処理した方が、絵作りも含めて統一したものができますよね」という言い方をしていたけど、確か、XiaomiのMi Note10の5眼カメラは、イメージセンサーがバラバラのはず。ソニーとサムスンともう1つ別のところ、3社のセンサーを使っている。関係者に、センサーがバラバラなのはどうなんですかと聞いたら、ソフトウェアはがんばらなきゃいけないけど、できなくはないと言っていた。たぶん、できるんでしょうけど、絵作りとして考えた時には微妙ですよね。
 とりあえず安く、ほどほどのものを作ればいいやって感じがXiaomiからは見える。その点、ソニーはこだわりを持って作っている。そこは評価できるポイントだけど、残念ながらユーザーにうまく響いていないので、まだ上位に進出できない。

石野氏:ちょっとね、カメラ部門のカメラ的発想に引っ張られ過ぎている感じがする。時代は「コンピュテーショナル・フォトグラフィー」(HDRやポートレートモードのボケ、超解像ズーム、AIの被写体認識など、デジタル処理によって写真を作り上げる技術。CPUパワーも重要になる)じゃないですか。そのへんの打ち出しが弱いなと感じています。センサーがしょぼくても、プロセッサとAIの力でなんとかゴリゴリするっていうのが今の傾向。

法林氏:Googleの「Pixel 3」とかがそうだよね。

Pixel 3

石野氏:そういうトレンドじゃないですか。で、ファーウェイはその先駆けというか、デュアルカメラの映像を1枚に処理するなんて、まさにコンピュテーショナル・フォトグラフィー。そういう部分がソニーはまだ弱いなと思います。トラディショナルなデジタルカメラの発想をそのままスマホに持ってきているなというところがあって、何のためにそんないいチップを積んでいるんですか? と。もっとコンピュータとしてのスマホを考えた方がいいなということが課題としてありますけど、商品ラインアップ戦略としてはすごくわかりやすくなって、ソニーらしくなったし、デザインにも1本筋が通った。以前の、デザインがコロコロ変わって、どんどん丸っこくなってきていた流れはソニーらしくなかったと思うので。絞って絞って台数は相当減ったけれど、来年以降、反転攻勢してくることに期待しています。

石川氏:ソニーは、デジカメは非常に成功している。あの世界観とスマホをどう両立するかが、やっぱり難しいところなのかなと。石野さんがおっしゃっていたように、ソフトウェアとAIでゴリゴリきれいにするのがトレンドだけど、ソニーが強いのは「αシリーズ」が体現している世界観。そこがうまく融合すると、まったく新しいスマホのカメラのXperiaが誕生しそうな気がするんだけど、まだそこはもうちょっとがんばりどころかなって気がします。

法林氏:カメラの世界の並び具合と、スマホの世界のカメラの並び具合がマッチしていないよね。つまり、カメラは堅いニコン、キヤノンがいる中で、より新しい技術を使って作ってきたのがソニーのα。まぁ、元はミノルタだけど。ところがスマホの中では、どちらかというとソニーがトラディショナルな方に行っちゃっている。画像処理でがんばりましょう、絵は作りますよって言っているのがPixelだったりファーウェイだったりする。もうちょっとポジションを逆側に持ってきた方が、イメージはしやすいのかな。

石野氏:確かにそうですね。スマホのカメラではソニーは一番保守的な感じがする。

法林氏:たぶん、断トツで保守的。石野君が言ったように、デジカメ部門に引っ張られすぎ感はすごく僕も感じる。

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