えちぜん鉄道
奥田恭加さん
1994年、福井県生まれ。地元の大学を卒業したのち、えちぜん鉄道へ入社。アテンダントとして、通勤通学の時間帯を除くほぼすべての列車に乗務するほか、ツアーなどを企画する営業開発を兼務。
切符の車内販売や乗り換え、観光案内もおまかせください
福井市から勝山や三国港を結ぶ、えちぜん鉄道は2003年に開業した。全44駅のうち28駅が無人駅。利用客の大半は高齢者という状況から、アテンダントと呼ばれる女性乗務員が車内に乗り込み、切符販売や乗降時の介助などを行なう。
「〝えち鉄〟に初めて乗ったのは5年前。お客様との距離感が近いことに魅力を感じました」と話すのは奥田恭加さん。アテンダントになって今年で3年目を迎える。
主な仕事道具は改札ハサミと観光情報を収めたタブレット。アプリを使い、外国人旅行者とも積極的にコミュニケーションをとる。
「えち鉄のモットーは〝鉄道業ではなくサービス業〟。どなた様でも安心して利用できる、アットホームな車内環境を目指しています」
〈3つのQuestion〉
Q1. 仕事が楽しいと感じる瞬間は?
お客様たちと世間話をする時。車内で接客した旅行者の方から、感謝の手紙をいただいた時はうれしかったです。
Q2. 休日のリフレッシュ方法は?
おいしいものを食べに行くこと。激辛料理が大好きで、友達から「人間の食べ物じゃない」と引かれました(笑)。
Q3. 今後の目標は?
小さなしぐさも見逃さず、先んじて話しかける。そんなやさしくて頼り甲斐のあるアテンダントになること。
取材・文/佐藤太志
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