人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

増え続ける紙おむつゴミの問題に光!ユニ・チャームが世界初の画期的なリサイクルシステムを開発

2020.01.09

リサイクルの紙おむつ

紙おむつリサイクル

 高齢化が進む現在、紙おむつの使用枚数は、子供用よりも介護などに用いる大人用のほうが多いことをご存じだろうか。

 衛生用品の大手ユニ・チャームによると2020年時点での紙おむつの年間市場枚数は、子供用が59億枚、大人用は79億枚の見込み。2030年には同53億枚と96億枚になる模様。子供用は縮小傾向なのに対し、大人用は拡大傾向が続くと見られている。それをふまえて同社が進めているのが、使用済み紙おむつのリサイクル化だ。

 リサイクルの肝なのが、同社が特許を取得しているオゾンを使った処理技術だと、担当者は話す。

「オゾンには殺菌、漂白、脱臭の3つの役割があり、それをうまく利用しながら、使用済みの紙おむつを塩素の10倍の殺菌・酸化力で分解します。完成したパルプの色はバージンパルプと同等か、それ以上の品質です。もちろん、気になる臭いもありません」(リサイクル事業準備室・小西孝義さん)

 同社の「リサイクル事業準備室」では、再生したパルプやSAP(高分子吸収ポリマー)を使い、紙おむつ、トイレットペーパー、紙製ファイルなどを試作中だ。紙おむつのリサイクルは、実用化に向けて着実に進んでいる。

 大人用紙おむつを100人が1年間リサイクルすると、2tのゴミ収集車約23台分のゴミを減らせる計算。地球温暖化ガスの削減や、森林資源を保全する手段として期待大。

リサイクルの紙おむつ

リサイクルの紙おむつ

リサイクルの紙おむつには、オゾン処理などによって生成した上質パルプを使用(写真下参照)。繊維の色は純白で、リサイクル前とは別物だ。再生したと言われなければ全くわからないほど、通常のおむつと見た目は変わらない。

上質パルプを取り出す世界初のリサイクル方法

使用済みの紙おむつ

使用済みの紙おむつ

(1)破砕・分離

破砕・分離

(2)洗浄・除塵

洗浄・除塵

(3)パルプ分離

パルプ分離

(4)オゾン処理

オゾン処理

(5)すすぎ・脱水

すすぎ・脱水

紙おむつをクエン酸水で洗浄しながら低質パルプ、低質SAP、プラスチックなどに分離。それをオゾン処理し、上質なパルプとする。

取材・文/安藤政弘

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年9月16日(水) 発売

DIME最新号の特別付録は「マルチレンチ&ツール14」!特集は「オンラインビジネス入門」「Z世代の新・経済学」「軽自動車」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。