
いろいろあった2019年、「令和」の時代の幕開け、消費税が10%に増税…。イートインとテイクアウトの税率の違いなど軽減税率にいまだに戸惑いがあるという人も少なくないのでは。さて、そんな税制改革、ふるさと納税に何か影響はある? そんな疑問をふるさと納税の第一人者である金森重樹氏に尋ねてみた。
消費税のアップはふるさと納税への影響する?
「ふるさと納税自体には「不課税取引」とされていてい消費税はかかりません」と金森さん。「しかし自治体が返礼品を仕入れるのには消費税が掛かってきます。飲食料品は、軽減税率なので8%のままですが、飲食料品以外の運送代や広告宣伝費等の消費税は10%に上がっています。それによって、値上げをせざる負えない自治体が出てきていたり、値段こそ上がっていないものの、量を減らして対応している自治体もあります。
自治体の努力によって消費税増税分を増税前のままでも賄えるところもあれば、やむなく増税に踏み切らねばならない自治体もあるのです」(金森さん)
ふるさと納税の状況は目まぐるしく変化!
「ふるさと納税の返礼品は頻繁に入れ替えがあったり、2018年には総務省から返礼品還元率3割の徹底が言い渡されたりと、ふるさと納税の状況は目まぐるしく変わっています。
そういった中で、最新の情報はやはりネット。中でも、ふるさと納税サイトの対応は早いです。また、ふるさと納税サイトの説明は、初心者にも分かりやすいように書かれているので、初めてふるさと納税をする方は利用するサイトのガイドを見るのが一番かと思われます」(金森さん)
国の税制改革や自然災害など、ふるさと納税、そして自治体の状況は都度変化している。ふるさと納税をこれから始めようという人や、久々にふるさと納税を行うという人は、ふるさと納税の各サイトを一読することをおすすめしたい。
監修/金森重樹さん
実業家として数々の事業を成功に導き、借金1億円から超富裕層にまでのぼりつめる。「ふるさと納税」の第一人者。「高脂質食ダイエット」で約30kgのダイエットに成功し、twitterの「金森重樹@ダイエットonlineサロン」はフォロワー8万人超え!
文/村花杏子