
■連載/ムッシュ・フジタの5分でできるおつまみレシピ
ピーマンを丸ごと…!? ってことは、種やワタはどーするのってことになりますよね。そうなんです。そのまんまにするんです。
ここ最近ネットで話題になりましたが、「ピーマンの種やワタは取る必要がない! むしろ栄養豊富だった! 今までの手間はなんだったんだ!?」などと言われています。これは確かな話で食べられない物ではなく、しかも若干ではありますが種には栄養素も含まれているのです。
ではなぜこれまで料理の教えとして“取り除く”とあったのか。それは、やはり種は食べた時の食感が気になることと、ワタは水っぽい味がするという理由で間違いありません。ですので旧説も間違いではないのです。結局のところ、取り除いても取り除かなくてもメリットデメリットはあるということ。
そこで今回は、この新説を大いに活かしたレシピを紹介します。要は種の舌触りを気持ち悪く感じさせない仕上げにし、ワタの水っぽさを緩和させるような味付けにすればいいのです。それが、今回の和風煮。ガブッとかじれば種やワタなんてお構いなしに、ジュワッと美味しい煮汁が口の中に広がる一品ですよ! ぜひお試し下さい!
それでは、さっそく作り方を紹介しましょう。
用意する食材はコチラ!
丸ごとピーマンの和風煮
-材料- 原価
・ピーマン 6個(198円)
・生姜 20g(30円)
・しらす 15g(60円)
・サラダ油 適量
・酒 50cc
・みりん 50cc
・しょう油 30cc
・水 150cc
・鰹節 2g
(材料費 約288円。調味料等は材料費に含めず)
それでは、お料理タイムアタック、スタート!
【0:00スタート】
1、ピーマンは爪楊枝などで数か所穴を空けておく。
★POINT
穴を空けることで空気の通り道を作り、破裂を防ぎます。
【0:15経過】
2、生姜は皮を剥いて千切りにする。
【1:00経過】
3、フライパンに油をひき、ピーマンをサッと炒めて生姜も加え、さらに炒める。
★POINT
中火~強火程度でピーマンの表面に焼き目をつけるイメージで焼きましょう。生姜を加えてからはしょうがの香りを立たせるように炒めることも意識します。