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外国人観光客もびっくり!?秀作揃いの「多言語音声翻訳アイデアコンテスト」の受賞作品

2019.12.29

今後ますます増加するといわれる訪日外国人が、日本でも言葉の壁を感じず、スムーズなコミュニケーションを可能とする「多言語音声翻訳技術」が、総務省と国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)主導で開発・推進されている。そのアイデアを審査する「多言語音声翻訳アイデアコンテスト(第2回)」の結果が先日発表された。受賞した8つの興味深いアイデアを紹介する。

2019年度 多言語音声翻訳アイデアコンテストの受賞アイデア8つ

2019年12月14日、「2019年度 多言語音声翻訳アイデアコンテスト」の審査・表彰式が東京にて行われた。

これは多言語音声翻訳技術の開発・普及に取り組んでいる、総務省と国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)の主催により行われているもの。この多言語音声翻訳アイデアコンテストは面白い発想・アイデアを組み合わせることで、社会変革のイノベーションを起こすことを目的としている。

2019年10月1日から11月20日までの期間に、多くの意欲的な提案が応募された。その中から、最終審査まで残ったのは21組。高校生や大学生から、働きながらアイデアを作り上げた社会人、企業、大学講師まで、さまざまな立場の応募者が会場に集まり、それぞれ個性的なアイデアを披露した。

そして審査の結果、次の8組が優秀賞を受賞した。それぞれのアイデアの内容と受賞者のコメントを見ていこう。

1.加藤優弥さん『多言語音声翻訳アプリを搭載したゲームソフトの開発』

日本のゲームは海外からも高い評価を受けている。現状、日本の個人向けゲームソフトを海外向けにする際は、ゲーム内のセリフをリストアップし、データを他言語に翻訳し、ゲームに再実装している。また販売する言語毎に対応する必要があり、多くの手間がかかる。

この課題を解決するのが、マルチ言語に対応する「多言語音声翻訳アプリ」だ。このアプリを搭載することで、煩雑な海外対応の手間を軽減し、ゲーム文化によるコミュニケーションの増進をはかる。合わせて、赤外線通信による無線イヤホンの具体的な形態も提案。審査員より「ぜひ使ってみたい」という感想を得た。

受賞コメント「僕の提案に対してこんな賞をいただいたことをうれしく思います」

2.「災害情報の一斉放送を考える」『災害情報を音声で伝達 多言語対応型防災無線アプリ「かんたん防災無線」』

自治体の防災連絡は、現在、スピーカーによる広域放送と、戸別受信機による防災無線での警報により行われている。しかし外国人向けの連絡を考えたときに戸別受信機による対応を考えると、コスト面に壁があり、対応がむずかしい。

そこで戸別受信機でなくスマホにアプリをダウンロード、設定してもらうことで、同様のサービスを他言語対応でできるようなしくみを、導入例と共に提案。

「防災連絡」という重用マターに対し、スマホを利用したというところに好評を得た。

受賞コメント「ぜひこの案を実現していきたいです」

3.White Yellows『グローバル交流の基礎を築く「文化」と「経験」の翻訳を目指したインタラクションモデルの策定』

現在の機械翻訳は、人間の翻訳者の業務と比べ、十分に要件を満たしていない。何が不足しているかということを分析し、その課題を一つ一つ明確化して機械翻訳を人間の翻訳精度に近づけるためのモデルを提案した。

加えて、機械だからこそできる翻訳の意味の提示に対し、言葉を超えた「映像」などの表現による翻訳結果を提示する案を検討するなど、アカデミックな翻訳研究の経緯が発表された。

受賞コメント「プロの研究者として地道に問題とその解決策を発見していきたい」

4.キャンパスラボAチーム『日本料理を母国の味に翻訳 味覚スキャン』

訪日外国人は、日本への旅行で何より食事を楽しみにしている一方で、メニューを選ぶ際にサンプルがあってもどんな味かが見た目からは想像できず、不安を感じることがあるという調査結果があるそうだ。

この課題を受け、料理や食材に対するナレッジDB(データベース)を多言語音声翻訳と連結させ、食事のメニューなどのスキャンを行うことによって、食す前に味がイメージできる情報を表示させるというのがこの提案だ。

さらにユーザーの国籍により、その国の料理に近い料理や食材の味で味覚を表現するなど、楽しさいっぱいのプレゼンが展開され、審査員から高い評価が与えられた。

受賞コメント「食と文化を、このツールを通して発信していければと思います」

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