【バッグ編】ユニクロ&ワークマンの商品をチェック
アパレル冬の時代に勝ち名乗りを挙げる「ユニクロ」「ワークマン」企画の第2弾。両社ECサイトの掲載商品の中から、今回はバッグをピックアップした。
ユニクロのオリジナルバッグは、第1弾のシューズと比べると種類は豊富。カジュアルカテゴリーはトートバッグやバックパック、ショルダーバッグなど、形は8種。
ビジネスカテゴリーは3WAYバッグを1種。微差だが新旧作を含め、全15アイテムを展開する。中にはファニーバックのように若者のトレンドにフォーカスしたモデルはあるが、時代性に流されないベーシックなスタイルを色数で差別化する姿勢はユニクロらしい。
『ライトウェイトファニーバック』990円(12月中旬発売予定)/ユニクロ
ショルダーでもウエストでも使える2WAYバッグ。素材は軽量で撥水性にすぐれたリップストップナイロンで、ワンアクションで簡単に長さを調節できる脱着式バックル付きのストラップを装備。
収納部は、止水のWファスナーを使った主室と面ファスナー式の背面ポケットの2か所。文庫本やスマホ、長財布などを一緒に収納できる容量だが、薄マチなのでアウターの下に忍ばせて持ち歩くことができそうだ。
カラー展開は全5色。コーディネートのスパイスとして、アクセサリー感覚で選べるのもいい。
『バックパック』2990円/ユニクロ
従来品と新作との違いは、ファスナーにひさしが付いたこと、側面収納のポケット口をスラント型からストレート型へと変更したこと、正面側の内装ポケットをなくした点。それからサイズも変更している。
従来品は縦43×横30×幅15㎝だったのに対し、新作は縦39×横32×幅15㎝。この手のバックパックの金字塔である、コムデギャルソン オム プリュスのバックパック(縦40×横33×幅16㎝)の顔立ちに近づいた印象を受ける。とはいえ、かの金字塔に比べて機能面はユニクロの新作の方が優秀。
水筒などを入れられるマチ付きアウトポケットが両サイドにつき、タブレットなどを単体で収納できるスリーブを内装。背面はメッシュ張りになっており、背面側部には貴重品などを収納できる隠しポケットを備えている。色展開は4色。これで税抜き2990円はお値打ちだ。
『イージス防水デイバッグ』2900円/イージス
レインウエアのセットアップなどを展開するワークマンのPB「イージス」の新作。イマドキを感じさせるテクニカルな顔立ちで、背面クッションやショルダーストラップの作りにもこだわりを感じる。容量は街歩きやハイキングなどにちょうどいい約20ℓで、取り出し可能なスリーブケースを内装する。
ちなみに商品名は『防水デイパック』だが、本品は完全防水ではない。ファスナーにYKK製の止水ファスナーを配し、裏面をPVCでコートしたポリエステル素材でボディーを構築しているが、糸で縫い付けて仕上げた製品なので、縫い目から浸水するのであしからず。
『CORDURA® ショルダーバッグ』1900円/フィールドコア
表地に軽量&耐久性にすぐれ、かつ発色の良さが魅力のコーデュラファブリックを採用した、メッセンジャー型ショルダーバッグ。サイズは約W29×H 17㎝で、スマホや財布といった必需品を持ち歩くには十分な容量を備える。
なお、本品に使われたコーデュラファブリックの糸の太さは不明だが、メッセンジャーバッグを得意とする某ニューヨークブランドの同サイズの商品が1万円程度なのを考えると、やはり本品はお値打ち。
アウトドアブランドの定価の3分の1を目指して商品開発を行なうというPBブランド「フィールドコア」の宣言を見事に体現している。
■ユニクロ
https://www.uniqlo.com/jp/
■ワークマン
https://www.workman.co.jp/
取材・文/渡辺和博
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