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人生100年時代の寿命と健康を左右するのは60歳になった時に○○があるかどうか

2019.12.21

 好むと好まざるとにかかわらず、確実に人々の寿命は延びているが、長くなった人生で重要になってくるのが60代にさしかかる時期であるという。60歳前後で“人生の目的”を悟ることができるかどうかで、人生の終盤戦に大きな違いが生まれてくるというのである。

寿命と健康を左右する60歳時の「人生の目的」

 今やありきたりな言葉になった感のある“人生100年時代”だが、実際にやって来ることがほぼ確実であるのは各種のデータから見て明らかだ。

 米・ミシガン大学公衆衛生学部の研究チームが2019年5月に「JAMA Netw Open」で発表した研究では、高齢期において人生の目的を抱いていることと、全般的な心身の健康状態および生活の満足度の関係を探っている。

 研究チームが50歳以上のアメリカ人6985人を対象にした調査を分析し、人生の目的の有無とその後の死亡率の関係を検証した。

 人生に目的を感じている度合いを計測するテストではたとえば「将来の計画を立て、それを実現することを楽しんでいる」、「私の日常の活動は私にとって些細で重要ではないように見える」などの言説についてどれほど強く感じているかを6段階で評価し、「人生の目的スコア」が算出された。その後、研究チームはこのスコアを向こう5年間の参加者の死亡率と比較検証したのである。ちなみにこの間に、776人の参加者が亡くなっている。

Live Science」より

 データを分析した結果、「人生の目的スコア」が最も低いグループは、スコアが高いグループよりも最大で2倍、早期死亡率が高まることが突き止められのだ。スコアが低いグループは特に循環器系の疾病で亡くなっている傾向も明らかになった。スコアの低さはうつのリスクが高まることも示された。

 研究チームによれば、人生の目的を持つことが寿命を延ばす理由はいくつか考えられ、たとえば過去の研究では、人生の目的を含むより強い幸福感が、体内の炎症を引き起こす遺伝子の活性を抑制することが示されているという。また別の研究では、人生のより強い目的志向が、「ストレスホルモン」であるコルチゾールのレベルを低下させ、体内の炎症を抑制していることもわかっている。

 特に男性の場合60歳前後は仕事面で“現役プレーヤー”でいられるかどうかの岐路に立たされるケースが多いと考えられる。自尊心を保つための自己イメージから仕事の要素が薄まったり、あるいは完全に失われた時、それまでとは違った“人生の目的”が持てるのかどうかは、今後さらに進む超高齢化社会でますます重要になってくるのだろう。

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