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国内企業は、家電市場の次の有望商品として「美容家電」市場へ。新規参入する企業も増加の一途

2019.12.19

かつて家電で高シェアや高い競争力を有した国内企業は、デジタル化の進展や中国企業などの台頭に伴い、一部の白物家電などを除くと、自社生産の撤退など縮小傾向が続いている。

こうした中、技術やブランドによる差別化や美容液など消耗品販売での安定的な利益が期待される『美容家電』へ、新規参入する企業が増加している。

付加価値の高い新商品の投入による『美容家電』市場の拡大期待が高まっている。

そんな美容家電について、三井住友DSアセットマネジメントがマーケットレポートを公開したので紹介しよう。

【ポイント1】家電の次の有望商品として『美容家電』への注目が高まる

『美容家電』に対する注目が高まっている。『美容家電』で国内シェア首位に立つパナソニックに加え、花王が独自技術を使った同社初となる新製品を発売したほか、その他の企業も開発を加速しており、『美容家電』を巡る取り組みが熱を帯びてきた。

【ポイント2】花王など『美容家電』に新規参入

パナソニックはドライヤーやシェーバーなどの国内シェア首位で、これまで『美容家電』をリードしてきた。

特にドライヤーは2005年に独自の微粒子「ナノイー」を搭載し、髪に潤いを与える「ナノケア」シリーズがヒットしたことで、2018年には世界販売台数が累計1,000万台を突破。

また9月11日まで独ベルリンで開かれた欧州最大の家電見本市で、同社は、展示の目玉に『美容家電』を据えた。欧州ではテレビやデジタルカメラが中心でしたが『美容家電』などを強化する方針だ。

花王は同社初となる『美容家電』を12月4日から発売。高性能噴射機器によりつくられる極薄膜と美容液を組み合わせ、極細繊維を直接肌に吐出し、肌上に極薄膜をつくる独自の技術を応用した小型機器。

肌に噴射するだけで、寝ている間も肌を乾燥から守り、保湿効果が高まる。噴射機器はパナソニックと共同で開発した。

コーセーもカシオ計算機と共同でネイルプリンターの商品化を進めている。

【今後の展開】付加価値の高い商品の投入による『美容家電』市場の拡大を期待

家電で競争の激しいテレビなどに代わる商品として『美容家電』の期待が高まっている。

今回発売された花王の製品は独自性の高い技術や、継続使用される化粧品で稼ぐビジネスモデルとなっている点などが注目される。

参入企業が価格競争と一線を画し、消費者の購買意欲を誘う付加価値の高い商品を投入して『美容家電』を消費者に浸透させ、市場を拡大していけるか注目される。

※個別銘柄に言及しているが、当該銘柄を推奨するものではない。

関連情報:https://www.smd-am.co.jp/

構成/DIME編集部

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