
大阪こそ、実はカプセルホテル発祥の地。1979年にオープンしたカプセル・イン大阪がなければ、各地に点在するカプセルも、今のような進化系カプセルも登場していなかったはず。
そんな老舗を筆頭に、ビジネスパーソンに、ツーリストにおすすめしたい大阪カプセルホテル3選をセレクト。
創業40年、世界初のカプセルホテルがここ
カプセル・イン大阪
梅田駅、大阪駅から10分のカプセル・イン大阪。1979年に世界初のカプセルホテルとして開業した。
世界的建築家の黒川紀章氏が〝2100年のビジネスホテル〟をコンセプトに内装と設備の設計を手掛けた。今でもカプセルホテルの原点を体験できるのは貴重だ。
オープン当初に設計されたスリープカプセルは現在も宿泊でき、想像以上の快適さで過ごせる。設備へのアップデートも行われ、2019年には、広さ・快眠を追求して、最新型スリープカプセルが導入された。抜群の通気性と快眠を追求したエアサイクロンマットレスに身を委ねて心地よく眠れる。
4フロアにも及ぶ、巨大なスパ&サウナも完備。ゆったりした癒しの時間を提供してくれる。
出典 公式サイト|カプセル・イン大阪
モダンな和のデザインで統一された寛ぎ空間
J-SHIP大阪難波
JR難波駅から徒歩約1分、館内が驚くほど清潔で豪華と評価されるJ-SHIP大阪難波は、外壁リフォーム会社が運営する。
和のしつらえのフロントや日本庭園を備え、モダンで快適に過ごせる充実の設備と空間が魅力。ラウンジや洗面台など、各設備が木目や陶器など和のテイストでデザインされている。カプセルホテルの無機質感さをなくし、懐かしい旅館に泊まったような居心地というコンセプトも納得できる。
広々とした大浴場を完備。女性フロアは専用キーでセキュリティを高めた。女性ひとりでも安心して宿泊できる。
出典 公式サイト|J-SHIP大阪難波
スタイリッシュ&安全性&快適性にこだわった
シェルネルなんば
なんばの黒門市場の近く、新しいコンセプトのスタイリッシュカプセルホテルを標榜するのがシェルネルなんば。
共有エリアには漫画家/美術家の横山裕一氏の作品で構成されたラウンジがあり、夜はしゃれたバー感覚で利用できる。
安心の男女別エリアを採用。それぞれキーがないと入れない仕組み。カプセルは機能にもデザインにもこだわって、シンプルで高級感がある。落ち着きある快適な空間だ。
高性能空気清浄器「マジックボール」の設置や、カプセルは不燃パネル採用など、ワンランク上の快適性や安全性に気が配られている。カフェも併設されゆったり寛げる。
出典 公式サイト|シェルネルなんば
おまけ情報
女性専用カプセルホテルである「a-STYLE 心斎橋」は、「居心地」「清潔感」にこだわり、充実のアメニティと多彩なサービスで、全ての女性に新しい満足を提供するのがモットー。「天然温泉スパディオ」は、なにわ七幸の湯、岩盤浴、韓国式あかすりなど癒しの設備がいっぱいの天然温泉で、カプセルホテルに宿泊もできる。ファーストキャビン御堂筋難波はカプセルホテルとビジネスホテル、それぞれのホスピタリティを兼ね備えたコンパクトなホテル。キャビンタイプのスペースが快適だ。
文/堀田成敏