
■茂木雅世のお茶でchill out!
満員電車の中、ギューギューに身体を潰されながら、良く思うことがあります。
「ああ…茶畑に行きたい」
私が無類のお茶好きということもありますが、年に数回は訪れる「茶畑」。
東京から1、2時間で行けるところもたくさんあるので、日々の生活に疲れるとフラッと出かけることもしばしばです。
きれいな空気、鳥の声、見渡す限りの緑、美しい茶畑の畝
そして、そこで頂くお茶のおいしさたるや…
こわばっていた身体も心もほわっとゆるみ、その土地が育んだお土産のお茶とともに幸せな気持ちで帰路に着く。
そんな素晴らしい体験をすると思わずにはいられないのが
「自分のお茶畑が欲しいなあ」ということ(笑)
素人が簡単に始められるようなことではないけれど…
でもお茶が大好きだし、お茶畑をもっと身近に感じていたい!
そんな夢をちょっとだけ叶えてくれる「ファームオーナー制度」がここ数年少しずつ広がりを見せています。
例えば、静岡や京都など全国各地のお茶農家さんが個人的に募集している「ファームオーナー制度」。
「毎年お茶摘みに行きたい」「畑で収穫されたお茶を直送で届けてもらいたい」「オーダーメイド茶を作りたい」「茶畑に名前を刻みたい」「好きなお茶農家さんを応援したい」etc… といった自分のニーズにあったものから選ぶことができて、その特典も様々です。
ファームオーナーと聞くと、契約などに手間がかかるのかな…と思いきや、だいたいのものはHPから申し来んで、年会費(だいたい1万円前後)を払うだけという手軽さというのも嬉しい。
実は既に申し込みを検討しているお気に入りの茶園さんもあるのですが…
都内から電車に乗って2時間弱で行ける茶畑ということもあって、今気になっているのが2018年から神奈川県農協茶業センターが募集している「足柄茶ファームオーナー制度」というもの。
神奈川県足柄上郡にある「谷峨モデル園」の1坪の茶畑のオーナーになることが出来、年2回開催されるお茶摘みにも参加できちゃうのです。
ファームオーナーさんだけでなく、そのご家族も(本人も入れて4人まで)参加可能という嬉しい特典付きなので、今年も5月の新茶の時期には87名が参加し、大盛り上がりだったのだとか。
お茶摘みの時間はだいたい1時間程。
配布されるオリジナルの「新茶ポーチ」に好きなだけ、摘んだ新茶を詰め込むことが出来て、持ち帰ったり、その場で食べたりと自由に楽しむことが出来ます。
持ち帰って電子レンジで簡単なお茶にして飲むのもおすすめですが、摘みたてほやほやの新芽をカラッと揚げて、その場でパリパリッと頂くのも最高なんです。
ファームオーナーさん限定のお茶摘みの日には、お茶畑の中に「お茶の葉てんぷらスペース」も設けられるので、まさにその最高の天ぷらを頂くこともできちゃうのだとか。
ヤミツキ必至です!