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来年2月発売!ホンダの4代目「フィット」に乗ってわかった本当の実力

2019.12.17

運転席に座ってまず感動したのが、自然なかけ心地。フィット3の前席は、座面が前に下がっているように感じられ、決して心地良くしっくり座れるシートではなかったのだが(個人の感想です)、フィット4のシートはある意味、常識的かつ、しっくりするかけ心地になったのである。これで背もたれにもう少し背中の“包み込まれ感”=サポート性があるとなおよしである。

まず試乗したのは1.3Lエンジンを積むガソリン車だが、乗り心地はけっこうれ硬めだったフィット3に対して、よりしっとりまろやか。高速直進性、カーブでの安定感は文句なく、乗り味としてはワンランクアップという印象だ。ただし、キャリーオーバーされた1.3Lエンジンは高回転まで回すとけっこう騒々しい。日常的に使わない回転数とはいえ、今や軽自動車のエンジンでさえ、高回転で静かに回るユニットもあるので、このあたりは要改良点と思えた。高速道路の合流などで、高回転を使わざるを得ないシーンもあるわけで。

一方、新型フィット、フィット4の真打ちと言っていいHVモデルは、出足から基本的にモーター走行。静かに、滑らかに走りだし、フィット3のHVモデルに対して圧倒的にHV感が強いのが特徴だ。乗り心地は16インチタイヤ装着車でも、硬めながら角の取れた質の高い乗り心地を示し、より大きく上級なクルマに乗っている感覚さえあるほどだった。山道を模したコースを走れば、フィット3より穏やかにしつけられた操縦性、ステアリングレスポンスが、むしろ安心感ある走行性能に貢献。パワーステアリングの切る、戻す両方向のより自然なフィールにも好感が持てるとともに、あらゆるシーンでの安定感の高さにも、惚れ惚れさせられたほどだった。

最後に、進化した先進運転支援機能=ホンダセンシングは、衝突被害軽減ブレーキが昼夜の歩行者、移動自転車にも対応。さらにACC(アダプティブクルーズコントロール)がついに0~135km/hの渋滞追従機能付きにアップグレード。その機能をテストコースで試してみると、レーンキープ性能は優秀で、120km/h走行での高速コーナーもしっかりとトレースしてくれる実力、高機能の持ち主であることを確認。あとで聞けば、ACCはドイツのアウトバーンでもテストを繰り返したというから、なるほど、である。

話をまとめると、ファミリーカーとして、圧巻の後席や荷室の広さに加え、ホンダ得意の”魔法”と呼んでもいいシートアレンジ性による、さまざまな用途、使い勝手に応えてくれる、万人向けであり、さらなる安心感も加わった「心地良い」コンパクトカーが新型フィットである。その多彩なグレードから好みの1台、仕様を選ぶ楽しさも、フィット4の大きな魅力となりそうだ。発売は2020年2月と間もなく。国産コンパクトカーを狙うなら、新型フィット、フィット4を見て、試乗してからの決断を薦める。

文/青山尚暉

モータージャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。自動車専門誌の編集を経て、現在、モータージャーナリスト、愛犬との快適安心なカーライフを提案するドッグライフプロデューサーのふたつの肩書を持つ。小学館PETomorrowでも「わんこと行くクルマ旅」を連載中。最新刊に「愛犬と乗るクルマ」がある。

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