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お礼状とお返しは済んだ?知らぬが恥のお歳暮やお中元の贈り方マナー

2019.12.31

お歳暮とお中元は、時期がきたら習慣的にいつもの相手へ贈っている人も多いでしょう。しかし、それぞれに意味があり、明確な違いもあります。贈り方の正しいマナーも含めて、お歳暮とお中元について深く理解しましょう。

お歳暮について知ろう

お歳暮とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。意味や由来を紹介します。

お歳暮とは

お歳暮は、その年お世話になった人に対し、感謝の気持ちを示すとともに、「来年もよろしくお願いします」という意味を込めて渡す贈り物です。

歳暮という言葉は、もともと「年の暮れ」を表す言葉であり、歳時記などでは12月の季語としても使われています。

昔は、お歳暮を送る相手として、上司・取引先・親戚などに限って贈るのが主流でした。しかし、近年は遠い地元に住む家族や、友人・知人に贈るケースも増えてきています。

お歳暮の時期になると、スーパーやデパートなどの小売り各社でお歳暮用の商品が数多く出回ることから、この時期特有の賑わいを『お歳暮商戦』などと呼ぶこともあります。

お歳暮の起源

古くから、中国の道教では、旧暦における1月・7月・10月それぞれの中日に、神様の誕生日として人々がお供え物をする慣習がありました。

また、日本にも、正月に先祖の霊を迎える『御霊祭』のため、他家に嫁いだ人などが、お神酒のおつまみになるようなものをお供え物として持参する風習がありました。

中国と日本におけるこれらの習慣が結びついて、お歳暮のルーツになったといわれています。

江戸時代には、武士が位の高い相手に対して、商人もお得意先にお礼の意味を込めて、年末に贈り物をするようになりました。明治以降は一般の人たちも上司やお世話になった人たちに贈り物をするようになり、現代のお歳暮文化へとつながるのです。

お中元について知ろう

お歳暮と並んで語られることの多いお中元の意味や歴史を紹介します。それぞれの相違点も確認しておきましょう。

お中元とは

お中元は、お世話になっている人へ日ごろの感謝を込めて、夏に渡す贈り物です。お歳暮が年末に渡す贈り物であるため、両方渡す場合はちょうど半年サイクルで渡すことになります。

お歳暮・お中元ともに、贈り物の内容として圧倒的に多いものが食品です。お中元は、ビール・ジュースなどの飲み物やそうめんなど夏の食べ物、フルーツなどが毎年の定番商品となっています。

一方、お歳暮は、鍋に合うカニ・ふぐなどの海産物や、正月によく食べられるハム・肉類が人気です。その他、スイーツやご当地グルメの取り寄せは、どちらにも共通して選ばれています。

普段はなかなか食べられない、比較的高価な食品が、贈る商品として人気を集めていることが特徴です。

お中元の起源

お中元の歴史もお歳暮と同様に、前述した中国古来の慣習が起源となっています。

中国で、旧暦における上元(1月15日)・中元(7月15日)・下元(10月15日)にお供え物をする慣習があったことは、前に述べたとおりです。

この中の『中元』が日本に伝わり、そのまま現在のお中元に名前として残されています。

また、日本で古くから1月と7月に祖先の霊を祀る風習があったことも、お中元が年中行事として定着した要因とされています。

さらに、昔から米・餅・酒といった食材には特別な力があると考えられてきました。このことが、お中元やお歳暮の大半に食品が選ばれていることにつながっています。

贈る際のポイント

お中元やお歳暮に関しては、いくつか注意すべき点があります。相手に対して失礼にあたらないよう、正しい知識を身に付けましょう。

感謝の気持ちが大切

お中元やお歳暮を贈る本来の意味は、相手に感謝することです。職場の上司や仕事上の関係がある取引先はもちろん、日頃からお世話になっている家族や友人なども、感謝の対象になるでしょう。

気持ちを込めて相手に渡すものであるため、受け取る相手のこともしっかりと考える必要があります。

お酒が飲めない人にビールを贈ったり、甘いものが苦手な人にスイーツを贈ったりすることのないように、できる限り相手の好みを事前にリサーチしておきましょう。

高級な物であればよいということではありません。贈る際に感謝の気持ちがこもっていれば、相手にもそれが伝わり、その後も良好な関係が続いていくことでしょう。

地域と時期の目安

お中元とお歳暮は、地域によって贈る時期が異なります。

お歳暮は、東日本では11月下旬から12月20日前後まで、西日本では12月13日から20日前後までに贈るのが一般的な目安です。

12月13日は『正月事始め』であり、正月の準備を開始する日です。正月のお供え物としてお歳暮を贈っていた時代の名残が、西日本の慣習に反映しているといわれています。

お中元は、東日本では7月上旬から7月15日まで、西日本は7月16日から8月15日までが目安とされています。完全に時期がずれていることに注意しましょう。

東日本では旧暦の7月盆である地域が多く、西日本では新暦の8月盆である地域が多いことが、お中元を贈る時期の違いにも反映されています。

可能であれば両方贈る

お中元とお歳暮を両方贈らなくても、失礼にあたることはありません。しかし、相手に対してより強い感謝の気持ちを伝えたいなら、両方贈ることを心掛けましょう。

片方だけにする場合はお中元ではなく、その年1年間お世話になったことに対して感謝の気持ちを込められるお歳暮を贈るのがベストです。

毎年同じようなものになるからといって、今年はお中元、来年はお歳暮といったような、一貫性がない贈り方は避けたほうがよいでしょう。お中元もお歳暮も、何を贈るかという問題は二の次で考えるべきです。毎年一つだけにするならお歳暮に絞った上で、中身を考えるようにしましょう。

継続して贈ることを前提に

お中元とお歳暮は、基本的に継続して贈るものです。今後も長く関係が続きそうな相手に1度しか贈らないことは失礼にあたります。

「長年お世話になっているし、たまにはお歳暮でも贈ってみようかな」などと、安易な思いつきで贈らないようにしましょう。

相手との今後の関係や、金銭面での負担などを考慮し、贈るなら単発ではなく年中行事の一つとして頭に入れておくことが大事です。

1度だけ贈りたい場合は、『御礼のし』または『無地のし』を使いましょう。継続する意味を持たせることなく、相手に感謝の気持ちを伝えられます。

喪中について

贈り手と受け手のどちらかが喪中であったとしても、お歳暮やお中元は贈ってよいものとされています。

ただし、喪中の相手に贈る場合は、初七日が終わらない時期や、法要の日に持参するのは避けましょう。四十九日を過ぎてからが望ましいといえます。

また、のし紙に関しても、慶事を表す紅白の水引は使わずに、白無地の奉書紙と黒白の水引を使用するといった配慮も必要です。贈るべき時期を過ぎてしまった場合でも、お中元なら暑中見舞いや残暑見舞い、お歳暮なら寒中見舞いとして、後から贈ることが可能です。

お中元やお歳暮の贈り方

相手へ贈る際に気をつけたいポイントを解説します。失礼な印象を与えないよう、正しいマナーを身に付けることが大切です。

持参の場合のマナー

相手の自宅や会社などに直接持っていく場合は、お店の紙袋に入れたままではなく、風呂敷に包んで持参するのが正式なマナーとされています。

風呂敷とセットで販売されている商品も多く見られますが、ない場合は別途購入して包んでいくのもよいでしょう。より丁寧で敬意のこもった印象を与えられます。

相手方を訪ねる時間帯は、早朝や食事どきを避け、午前10:00~11:00頃か、午後2:00~4:00ごろがよいでしょう。訪問の約束をしていないなら、玄関先で品物を渡し、話し込んだりすることなくすぐに失礼するのが礼儀です。

持参しない場合は送り状を先に

スーパーやデパートなどから商品を直接送ったり、ネット通販を利用したりする場合は、商品とは別に送り状を出しましょう。

品物に同封する場合もありますが、到着より先に送り状を出す方が、より丁寧な印象を与えられます。送り状には、お中元やお歳暮を送ったことや、日頃からお世話になっていることに対する感謝の気持ちを書きます。

上司や取引先などへ向けた送り状は、押し付けがましくならないように、ハガキで出すのが望ましいといえるでしょう。

実家の両親や親戚などに向ける場合は、近況を書いた手紙を送り状として出せば喜ばれます。

のしについて

一般的に、お中元やお歳暮には、のしを使います。のしを正確にいうと、右上の小さな飾りが『のし飾り』、その中の黄色い紙が『のし』、のしのついた掛け紙が『のし紙』です。

飾り紐である水引には、紅白の蝶結びを選びましょう。近年は、通常ののしより面積が小さい短冊のしもよく使われます。簡易的なものですが、決して失礼にあたることはありません。

表書きは、上段に『お中元』『お歳暮』を書き、下段には自分の氏名を書きます。全て濃い墨の楷書体で書くのが一般的です。

なお、右上ののし飾りは、おめでたいものの象徴として贈答品に添えられていたアワビの代用として付けられているものです。海産物などの生ものを贈る場合は、それ自体がおめでたいものとされるため、水引のみののし紙を使うのがマナーとされています。

お中元やお歳暮を受け取った場合

お中元やお歳暮は、感謝の気持ちを込めて贈るものであるため、基本的にお返しは必要ありません。しかし、お礼状はなるべく早めに出した方がよいでしょう。

お礼状の文例

それぞれ受け取る季節が異なるお中元とお歳暮は、お礼状に季節の挨拶を入れる場合、時期に合ったフレーズを使いましょう。

お中元では、以下のような季節の挨拶が使えます。

  • 暑気厳しき折柄、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
  • 長い梅雨もようやく明け、本格的な夏がやってまいりました。その後いかがお過ごしでしょうか。

お歳暮は次のような書き出しを参考にしてください。

  • 年の瀬もいよいよ押し詰まり、何かとご多忙の日々をお過ごしのことと存じます。
  • 師走を迎え、何かと気忙しい毎日ですが、ご家族の皆様にはお変わりございませんでしょうか。

それぞれ、最後は「くれぐれもご自愛ください」「どうかご健勝にお過ごしください」など、相手の健康を気遣う言葉で締めましょう。

お返しの品を送る場合は半返しで

どうしてもお返しの品を贈りたい場合は、同様の品物を避け、半額程度の商品を選ぶようにしましょう。受け取ったものより高価な品物を返してしまうと、失礼にあたる場合があります。

お中元をもらった場合は残暑見舞いとして返すなど、時期を過ぎてからお返しをするのもおすすめです。お返しをする場合は、その品物にお礼状も添えましょう。

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