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帰省する前にチェック!運転のエキスパートが伝授する高速道路をスムーズに走るコツ

2019.12.16

年末年始は帰省や旅行で、車による長距離移動が増えるタイミング。それに伴い、高速道路を利用する機会もありそうだが、普段は一般道しか走らないため、苦手意識を持っているドライバーも少なくないだろう。

そこでこのほど、日産自動車株式会社による、高速道路の運転に苦手意識を抱えるドライバーを対象にした、苦手な理由や高速道路運転時の意識に関する調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。

高速道路の苦手意識を調査!

■全国の免許取得者のうち4人に1人が「高速道路ナーバス」

高速道路の運転に関する苦手意識を尋ねる調査が行われたところ、全国の免許取得者のうち4人に1人(24.3%)のドライバーが「苦手と感じる」と回答。また、毎週運転する“ベテランドライバー”でさえも6人に1人(16.7%)が苦手と感じていることが分かった。

■運転免許取得後1年以内に高速道路ナーバスになる人が約4割!

「高速道路の運転が苦手と感じるようになったタイミング」について尋ねる調査が行われると、約4割の人が「運転免許取得後から1年以内」と回答。そして、「運転免許取得時から10年以上後」と答え、運転歴が長いにもかかわらず、苦手と感じるようになった人も約4割いることが判明した。

■苦手なポイントの第1位は「車が頻繁に合流する道(ジャンクションやインターチェンジ)」

高速道路ナーバスの人が苦手と感じる高速道路のポイントは、6割以上の人が「車が頻繁に合流する道(ジャンクションやインターチェンジ)」と回答。また、「高速道路の走行中に苦手だと感じること」を尋ねる調査が行われると、半数以上の人が「車線変更」と答えた。

■約半数が、恋人や配偶者の同乗に苦手意識あり

「高速道路の運転時、誰を乗せた時に苦手と感じるか」と尋ねる調査が行われたところ、「同乗者の有無に関わらない」という意見を除き、最も多かったのは、恋人や配偶者で、約2人に1人となった。その理由としては、41.8%の人が「運転について注意(評価)されるのが嫌い」と回答した。

■高速道路ナーバスの2人に1人は「利用後に大きな疲労感」

さらに、高速道路ナーバスの半数以上が「高速道路の利用後に大きな疲労感を感じるようになった」ことがわかった。そして、4割以上の人は「高速道路の利用時に、ときどき恐怖心を感じるようになった」と回答。

結果として、高速道路ナーバスの5人に2人は「なるべく一般道を利用するようになった」と答えている。また、約4人に1人は「高速道路を意識して利用しなくなった」ことも明らかに。

■高速道路ナーバスの約6割が苦手意識を克服したい

高速道路ナーバスの人のうち、60.5%の人が「苦手意識を克服したい」と答えた。

■8割以上が「運転支援技術が搭載されたクルマに期待している」と回答

また、追い越し時や出口ICへ向かう際の車線変更のアシスト、指定した速度の維持、速度を調整して車間を維持するなどの特徴を持つ「運転支援技術への期待」について尋ねる調査が行われたところ、高速道路ナーバスの82.9%が「期待している」と回答した。

そして、高速道路ナーバスを克服したいと思っている人のうち、約8割(79.9%)が運転支援技術の搭載されたクルマであれば「克服できると思う」と回答。今後の運転支援技術搭載のクルマに対して、期待が高まっていることがわかる結果となった。

運転のエキスパートが「高速道路ナーバス」を解説。すぐに実践できるコツを紹介!

以下では、運転のエキスパート・西村直人氏による、すぐに実践できる高速道路運転のコツを紹介していきたい。

■運転経験に関係なく苦手意識を抱いている人が多い高速道路

正式名称を高速自動車国道とする「高速道路」はとても便利な交通網です。1965年に日本初の高速道路である名神高速道路が開通し、今や総延長は9,341.1 km(2017年4月現在/国土交通省発表値)に達しました。そして現在も各地で延伸工事が進められています。これまで物流や観光を通じ、日本経済を下支えしてきた高速道路ですが、利用するドライバーからすると違う側面が見えてきます。

今回の調査結果では、「きっかけなく最初から高速道路が苦手」とするドライバーが59.4%いることが判明しました。興味深いことに回答頂いた830名のドライバーのうち運転免許証を取得して1年以内の方が37.7%、取得後10年以上経過した方が37.1%、それ以外の方が25.2%とあまり偏りがみられません。つまり、運転経験に関係なく高速道路に対する苦手意識が抱かれていることがわかりました。

■苦手意識が抱かれる理由は主に走行速度の高さ、それによる身体疲労、車線変更

苦手意識が抱かれる理由のひとつは走行速度の高さです。ご存知のとおり高速道路は一般道と比べ法で定められた最高速度が高く100 ㎞/h(一部区間は試験的に120㎞/h)と一般道から1.6~2倍程度にまで高まります。

走行速度が高まるとクルマへの物理的な影響もそれだけ大きくなり、ドライバーとしてもより慎重な運転操作を心がけることから、時として神経質な状態に陥りやすく身体的な疲労も増加傾向に……。また、車線変更にしてもタイミングを計ることが難しくなることから苦手とするドライバーが多いようです。

■すぐに実践できるコツは?

運転経験に関係なく明日から実践できるポイントは二つあります。一つ目は、速度をなるべく一定に保つことです。高速道路では一般道と比較して道が広く、建物などが視界に入りづらいです。そのため、速度感覚が鈍り、知らずに速度が落ちてしまうことがあります。スピードメーターで確認し、一定の間隔で運転することが大切です。

二つ目は、ハンドル操作(ステアリング)をゆっくり行うこと。カーブの曲がり始めや車線変更を行う際の操作をゆっくりと行うことがポイントです。目安として、車線変更では法規にならい、ハンドルを切り始める少なくとも3秒前にはウインカーを出します。その後、「カチ、カチ」というウインカーの作動音を5〜6回確認できるようにゆとりをもって車線変更の運転操作を行います。こうすることで、車が安定したまま車線変更でき、さらに同乗者も安心して身を委ねられます。

■身体的な疲労を軽減、苦手意識を和らげてくれる効果がある“運転支援システム”

運転支援システムにはそうした身体的な疲労を軽減し、苦手意識を和らげてくれる効果があります。2016年8月に「セレナ」から実装が始まったプロパイロットではアダプティブ・クルーズ・コントロールと車線維持機能を組み合わせた運転支援を、そして新型「スカイライン」に実装されたプロパイロット 2.0では一歩進み、新たに3D高精度地図データなどを活用しナビルートと連動した車線変更を支援してくれます。また、道路や運転状況など決められた条件が整うとステアリングから手が放せるほどの高い精度で車線維持機能を働かせることもできます。

■ドライバーの“苦手”をサポートする「追い越し支援機能」と「車線変更支援機能」

「追い越し支援機能」とは、ナビ連動ルート走行中、同一車線上に自車設定速度よりも遅い車両がいる場合に追い越しにまつわる運転操作の支援をしてくれる機能です。

まず、追い越し可能な状況になるとシステムがドライバーにディスプレイ表示で知らせてくれます。このとき、ドライバーがステアリングに手を添えてスイッチ操作を行なうとウインカーが点滅し自車周囲の安全を車載センサーにより確認した上で自動車線変更が行われます。そして、追い越しが終わると安全な車間距離が保たれた時点で同じくドライバーに知らされ、同様の操作を行うことで元の車線に戻ることができます。

また、「車線変更支援機能」は、ナビ連動ルート走行中であれば道路の分岐支援を行なうことも可能です。
日産のプロパイロット 2.0に用いられた先進運転支援システムは、SAEレベル2(部分運転自動化)に属していて、将来的な自律自動運転を構成する要素技術としても重要視されています。今後、ドライバーがこのような運転支援技術を使うことによって、高速道路の運転に対する苦手意識を和らげると同時に、運転に対する過信を遠ざけ、結果的に技術の正しい普及も後押しします。

■西村直人/にしむらなおと

1972年1月東京生まれ。
専門分野は自律自動運転と先進安全技術、そしてパーソナルモビリティ。広い視野をもつためにWRカーやF1、さらには2輪界のF1と言われるMotoGPマシンでのサーキット走行をこなしつつ、4&2輪のアマチュアレースにも参戦中。大型トラックやバス、トレーラーの開発ドライバー職の経験を活かしてハイブリッド路線バスやハイブリッド電車など、物流や環境に関する取材を多数担当。

【本調査概要】
調査名:高速道路ナーバス実態調査
調査期間:2019年10月12日(土)~10月15日(火)
調査対象:サンプル数: 830人
年齢: 18歳以上
条件:自動車免許保有し、高速道路に苦手意識を持っている人
調査方法:インターネット
エリア: 全国

出典元:日産自動車株式会社 日本マーケティング本部

構成/こじへい


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