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就寝時の口呼吸、約半数が自覚あり!風邪、インフルエンザ、睡眠不全を引き起こすリスクが高い

2019.12.16

空気が乾燥するこの季節。朝起きたら、口がパサパサに……なんてことはないだろうか。それは就寝時の「口呼吸」による可能性が高い。

この「口呼吸」が如何にリスクを伴うものであるかを伝えるレポートを今回、602人を対象にした意識調査の結果と共に紹介していきたい。

なお本レポートは、国内トップレベルの研究実績を持つ帝京大学ちば総合医療センター耳鼻咽喉の鈴木雅明氏が監修したものだ。

就寝時の口呼吸を自覚している人は約5割。自覚のない人も多い

口呼吸は風邪やインフルエンザなどの感染症をはじめ、のどの痛みや違和感、睡眠不全など、様々な健康問題を引き起こす。

調査では、半数近くの人が就寝時の口呼吸を自覚していることが分かった(グラフ1)。また、寝ている間に口呼吸になっているサインの一つ「起床時に口が乾燥している」と感じている人は 67.9%にのぼり、自覚がなくても夜間に口呼吸をしている人はさらに多いと推測される(グラフ2)。

就寝時に口呼吸になっている人ほど風邪を引きやすい

さらに、就寝時に口呼吸をしている人ほど風邪を引きやすいと感じていることが明らかとなった(グラフ3)。

風邪・インフルエンザや睡眠不調を引き起こす口呼吸

本来、人の呼吸は鼻呼吸だが、乾燥や低温、花粉などの環境ストレスによって鼻がつまると口呼吸になってしまう。口呼吸をすると、異物やウイルス、細菌などが鼻の粘膜で除去されず直接体内に入るため、風邪やインフルエンザにかかる危険性が高くなる。

自分でコントロールできない就寝時は、最も口呼吸になりやすいタイミング

眠っている間は筋肉がゆるみ、意識して口を閉じることができないため、どんな人でも口呼吸になりやすい。

自覚がなくても、「朝起きた時に口が乾いている」「いびきをかいている」などの兆候があれば、寝ている間に口呼吸になっているサイン。夜間は鼻炎などアレルギー性の症状も悪化しやすくなるため、鼻づまりが起こりやすい時間帯でもある。

また、口呼吸によりいびきをかいたり呼吸が途切れたりすると、脳から「呼吸に異常が起こっている」という信号が出て心身が緊張し、睡眠が阻害されてしまう。

乾燥する冬に高まる口呼吸のリスク

特に冬は、冷たく乾燥した空気の影響で鼻づまりになりやすく、のどを痛めやすいため、注意が必要。冬場の乾燥環境は年々過酷になっており、東京では20年前に比べて20%も乾燥が進んでる(グラフ4)。

<かくれ口呼吸チェックリスト>
寝ている間の呼吸は意識できないため、自分では気づきにくいもの。以下の項目に当てはまる方は、自覚がなくても就寝時に口呼吸になっている可能性がある。

1. 口の中が乾きやすい
2. 集中している時、無意識に口が開いている
3. 唇が荒れている・唇が乾いている
4. 鼻づまりがある
5. いびきをかく
6. 起床時に口の中が乾燥している
7. 起床時にのどが痛い
8. 起床時に口臭がある
9. 寝ている間によだれが出る

<対策>就寝時にのど・鼻を加温・加湿、風邪やインフルエンザを予防する

就寝時にのど・鼻を加温・加湿して、口呼吸リスクを防ごう。鼻通りがよくなり、睡眠の質が向上する。また、鼻の中の線毛運動も活発化するため、風邪やインフルエンザの予防効果も期待できる。

1.就寝時にのど・鼻を蒸気で温める

鼻を温めながら加湿することで、スムーズに鼻で息を吸えるようになり、口呼吸を防ぐことができる。口呼吸を防ぐことで、睡眠の質が高まり、のどの乾燥も防ぐことができる。就寝時に蒸しタオルを鼻の上に置き、温めるのがおすすめ。加湿機能のついたマスクをつけて眠るのも効果的だ。

2.部屋全体の加湿

空気の乾燥を防ぐため、部屋全体を加湿して湿度を上げよう。最近では、ウイルス・カビ菌などの有害物質や花粉等アレルギーを引き起こす物質を抑制できる加湿空気清浄機もあるため、上手に活用するのも良いだろう。

3.片方の鼻で交互に鼻呼吸

人差し指で右の鼻を押さえ、左の鼻から深く息を吸ってゆっくりと吐く。次に左の鼻を押さえ、同様に右の鼻で深呼吸。左右交互に5セット行おう。

のど・鼻の加湿・加温による効果

温めた蒸気を吸入する試験用のシートを鼻から口にかけて装着し、40℃で加温・加湿したところ、加温・加湿をしていない場合に比べて鼻からの呼吸量が有意に増加した(グラフ6)。

被験者:男性37名
20℃ 10%RH(乾燥環境)1加温加湿あり 2加温加湿なし
データ提供:花王

また、就寝前に加湿・加温を行った場合、睡眠不全の症状が有意に改善した(グラフ7) 。

睡眠の質の指標である PSQI*において、6以上は睡眠に問題があると言われているが、加湿加温を行っていない場合の平均値は6.5であったのに対し、加湿加温をおこなった場合は5.7にまで下がった。加温・加湿により鼻通りが改善し、鼻からの深呼吸に変化したため、 スムーズに呼吸できるようになり、眠りの質が改善したと推測できる。

被験者:20~50代 男女35名
データ提供:花王
*PSQI: 睡眠時間や睡眠の質などについて尋ねる「ピッツバーグ睡眠調査票」に基づき、被験者が自覚する睡眠不全の度合いを示す指標。数値が高いほど睡眠に問題があると考えられる。

監修 :鈴木 雅明(すずき まさあき)

【現職】
帝京大学ちば総合医療センター 耳鼻咽喉科 教授
日本耳鼻咽喉科学会 専門医、日本睡眠学会 評議員・認定医
日本気管食道科学会 専門医

【経歴】
1989年 東北大学耳鼻咽喉科 入局
1994年 米国ワシントン大学耳鼻咽喉科 留学
2002年 東北大学耳鼻咽喉科 院内講師
2004年 帝京大学耳鼻咽喉科 講師
2010年 同 准教授
2012年 帝京大学ちば総合医療センター耳鼻咽喉科 教授

<調査概要>
■調査方法 : インターネット調査
■調査期間 : 2019年8月30日~9月4日
■調査対象 : 首都圏の20歳~69歳の男女602名
■調査内容 : 口呼吸に関する意識調査

出典元:ウーマンウェルネス研究会

構成/こじへい

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