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【海外で輝く人】「ホウレンソウって何?」文化の異なるカンボジアでエンジニアを育てる仕事から学んだこと

2019.12.18

カンボジアでクラウドサービス開発などを請け負うPIPED BITS (CAMBODIA) 取締役の青野智子さん。未成熟なこの土地で、「エンジニアを育てる」と決心し、2017年単身でカンボジアに渡った。報告はしない、遅れるのは当たり前。国民性や文化の違いに頭を悩ませながらも、彼女が見つけた、人生の豊かさとは。

仕事のスピード感に自身の成長を感じられなかった

2007年に、情報資産プラットフォームの提供を行う、株式会社パイプドビッツに入社しました。東京本社で営業やマーケティング業務などに携わった後、札幌支店で、本社から受注したシステム開発を行うITエンジニアとなりました。

<北海道で>

時間が経つにつれ、札幌という地方都市の仕事のスピード感に自身の成長を感じられず、違うことにチャレンジしてみたいと思うようになりました。当時、システム開発をベトナムに外注していたこともあり、海外とやりとりをする仕事に興味を持っていました。面談で「海外に行ってみたい」と伝えたところ、ちょうど海外展開を考えている時期だったこともあり、トントン拍子で海外転勤が決まりました。

初めての海外子会社として、既に取引のあったベトナムも候補に挙がりましたが、オフショア開発の市場競争が激しく、エンジニア採用も至難の技。一方、カンボジアは、ベトナムやミャンマーなどと比較すると、ITエンジニアの数は少ないですが、国民の平均年齢も若く、国としてこれからどんどん発展していくポテンシャルを持っています。他社がまだ進出していない国で、エンジニアを育てていこうと、カンボジアに子会社を作ることが決まりました。2017年5月、PIPED BITS (CAMBODIA) の現地責任者として、カンボジアでの生活が始まりました。

<初めてのオフィスはビルの一角を間借りして>

「なぜ報告しないといけないの?」文化の違いに頭をかかえる日々

会社設立時、私一人だった社員は、約2年半で20人まで増えました。そのうち18人がカンボジア国籍です。親会社である株式会社パイプドビッツの主力クラウドサービス「スパイラル®」の開発やアプリケーション開発などを行っています。やはり日本との国民性、文化の違いは大きく、考えさせられることも多いです。カンボジアには、電車がありません。通勤の時間帯には毎日渋滞するので、遅れるのは当たり前。また、のんびりした考え方の人が多いので、仕事を時間通りに終わらせるという感覚がありません。仕事の進捗報告がないので、なぜ報告しないのかと聞くと、「そもそも報告しないといけないの?」と、逆に聞かれました。確かに、「ホウレンソウ」の文化もないので、当然ですよね。そういった文化の違いを理解した上で、「なぜこれをやる必要があるのか」を掘り下げて説明し、思っていることを伝えるようにしています。PIPED BITS (CAMBODIA)ができる時、「カンボジア人はすぐに辞めるからうまくいかない」と言われたこともありますが、設立から2年半、退職したのは3名だけです。責任感の強い人が多く、将来的にはカンボジア人スタッフに幹部を任せたいと思っています。

<今はホウレンソウが共通言語に>

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