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女性だけじゃない!体型を気にして傷つく男性のメンタルの深層

2019.12.13

 いわゆる“やせ過ぎモデル問題”が昨今、深刻な社会問題であるとして幅広く共有されてきている。そこで一部のメディアでは、モデルの写真に画像加工を施している旨を明記するようになったのだが、はたしてこれは有効な解決策なのだろうか。

女性モデル写真の“修正”明示化は逆効果!?

 メディアに登場する女性の体型が平均的な女性に比べてかなりスリムで魅力的なボディラインを描いていることが、女性の健康にネガティブな影響を及ぼすとして長らく問題になっている。特に20歳前後の若い女性たちに及ぼす悪影響は深刻で、摂食障害からメンタルヘルスを損なうケースが後を絶たない。

 事態を重く見たフランスでは、画像加工を施したモデル写真には「修正写真」のマークを入れることを義務づける法律を施行し、また一部のメディアは自主的に画像加工を施している旨を明記するという事態を迎えている。

 しかしこうした対策は本当に功を奏しているのだろうか。カナダ・ヨーク大学の研究チームが2019年11月に「Body Image」で発表した研究では、関連するこれまでに発表された15の研究をメタ分析して、メディアによるそうした免責表明(disclaimer)は、実際にそのモデル写真を見た女性のメンタルを守る効果はないと結論づけている。

Sky Statement」より

 15本の研究論文のうち、11の研究では免責表明は、実際に“やせ過ぎモデル”を見てしまった後では当人のボディイメージの不満を軽減していないことが判明した。

 一方で3つの研究では免責表明はある程度は、高まるボディイメージの不満を緩和するのに効果的であると報告していて、残る1つの研究では著しく高められたボディイメージの不満に対して免責表明はほんのわずかな緩和作用があると結論づけている。

 さらに研究チームは免責表明は総じてほとんど何の効果もないということに加えて、メンタルに悪影響をも及ぼす可能性も指摘している。自分のボディイメージに強い不満を感じ、実際にダイエットなどを行っている女性においては、この免責表明はむしろメンタルを損なうものになり得るということだ。そうした女性においては、免責表明が記載されていないほうがメンタルへの害は少ないのだ。

 いずれにしても“やせ過ぎモデル問題”については今後も引き続き慎重な議論が求められているのだろう。

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