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低金利で収益が悪化する地方銀行、業界再編の動きは加速するか?

2019.12.16

「低金利により収益の悪化が続く地方銀行の行く末はどうなってしまうのか」といった内容の記事を新聞やビジネスメディアで目にすることは少なくないだろう。

 2019年9月には、インターネット金融の大手「SBIホールディングス」が「第4のメガバンク構想」を掲げ、島根銀行や福島銀行と資本業務提携を発表し、業界再編の波が起こり始めている。

 そんな折、実際に地方銀行はどのくらいの顧客を持ち、収益を上げているのかを調べたことがあるだろうか。
各企業・団体が発表している数値を読み解いてみよう。 

企業の顧客のうち半分がメインバンクに地方銀行・第二地方銀行を選んでいる

 業界や市場の調査を行う「帝国データバンク」が発表した「全国メインバンク動向調査(2019年)」によれば、メインバンクを地方銀行に選んでいる企業の顧客シェアは約4割。第二地方銀行までを含めると約5割に上るという。

 以下顧客とは、個人ではなく企業顧客のことを指す。顧客数だけを考えると、企業の半分が地方銀行・第二地方銀行をメインバンクに選んでいることがわかる。

 一方のメガバンクのシェアは、三菱UFJ、三井住友、みずほに加えて、りそな、埼玉りそなの5行(以下、メガバンク勢)を合わせて約2割となっている。

■2019年業態別シェア

三菱UFJ、三井住友、みずほに加えて、りそな、埼玉りそなの5行は「五大銀行」と表記されている。その五大銀行の顧客数は約29万社、地方銀行だと約59万社、第二地方銀行では約15万社となっている。

引用元:全国メインバンク動向調査(2019 年)/帝国データバンク(以下、帝国データバンク調査結果)

■地方銀行の顧客シェアランキング

調査資料中では、『九州地方の福岡銀行がシェアを拡大させたことにより、始めて地方銀行のシェアが40%を超えた』となっている。実際に2018年度のデータと比較すると、福岡銀行の顧客数が330社増えていることがわかる。

引用元:帝国データバンク調査結果

 ちなみに地方銀行と第二地方銀行の違いは、ざっくりいうと設立経緯の違い。地方銀行は戦前から今と同じ銀行業を行っていたのに対して、第二地方銀行は「相互銀行」という地方銀行が相手にしない中小企業の顧客を相手にしていた金融機関が前身であることがほとんど。

地域別に分解した顧客シェアでは関東と近畿のみでメガバンク勢が地方銀行に勝る

 地域ごとのシェアをみてみよう。メガバンク勢のシェアが多いのは関東地方と近畿地方のみ。北海道を除いた残りの6地方では地方銀行のほうが多く。北海道では第二地方銀行と信用金庫のシェアが同水準で高いことがわかる。

■地域別・業態別の顧客シェア

地域別のシェア1位を見ると、中部は三菱UFJが1位だが地方銀行のほうがシェアが多い。

引用元:帝国データバンク調査結果

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