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これはNG!部下を育てられない上司が部下との対話でついやってしまう接し方

2019.12.13

4.上司が常に忙しそう

部下「あのー、相談があるんですが、」
上司「今? 忙しいんだけど!!」

「今、部下の悩みとして特に増えてきているのが、『上司が忙しそうで相談ができない』という悩み。上司にとって、職場でヒマそうに見せることで、部下から相談しやすい雰囲気を作っていくことも大事なスキルとなってきています。

時に、手ぶらでゆっくりと職場内を歩き回りながら、部下に声をかけていくことや、ぼんやりと部下の様子を観察する時間を持ちながら余裕のある上司を演じることで、話しかけられやすい雰囲気・関係性づくりを意識していきましょう」

【改善例】上司「おお!(手を止めて)どうした?(部下の顔を見て)」
(忙しい場合は)「今は忙しいけど、○時頃ならゆっくり時間取れるよ!」

5.部下を小馬鹿にしたり、見下したりする

<例1>
部下「A社との取引、失注してしまいました!」
上司「やっぱり、お前じゃダメだったかー」

<例2>
部下「あのー、相談があるんですが、」
上司「またお前か! また前と同じ質問じゃないだろうな?」

「できる上司にありがちなのが、部下を『できない』と決めつけてしまうこと。部下は言葉尻や態度に敏感にその気持ちを感じ取り、『なんだかあの人とは話したくない』と感じてしまうものです。事実として、できる・できないという能力の違いはあるかもしれません。しかし、人としての尊重・尊敬・信頼の気持ちを、まずは上司から持って関わっていくことが、非常に大事になってきます」

【例1の改善例】上司「失注したかー。それは残念だなー。どういう経緯か、話してくれるか?」
【例2の改善例】上司「今回は、どういったことかな?」

6.部下の頑張りを「当たり前」と思って認めない・褒めない

部下「課長! 〇〇の案件、無事にご契約をいただきました!」
上司「そうか。で、予算は達成しそうなのか?」

「部下が一生懸命頑張って、契約をしてきたとして、上司が、それを当たり前と思ってしまうと、『なんでこんなに割引したんだ!?』とか『なんでもっとこっちの製品を売ってこないんだ!?』などと、ダメなところ・欠けているところに目がいってしまうものです。

しかし当たり前のことなんかありません。部下が今日、出社してきてくれたこともありがたいこと。自分の課に所属して、一緒に活動できることもありがたいこと。ましてや、営業で製品を売ってきてくれたなんて奇跡的にありがたいこと。

そんな風に当たり前と思わずに、感謝の気持ちを持ちながら、一方で、部下の気持ちに寄り添い、部下の想いを聞いていくこと、『部下の理想の未来』の実現を手伝う上司であることが、今の時代の上司に求められる必須スキルとなります」

【改善例】上司「そうか! おめでとう! よかったなー!」

もしこの6つのNGな対話をしていたと心当たりがあった人は、今後の部下との対話の際に一工夫してみることができそうだ。

【取材協力】
西畑 良俊さん
お悩みリセットカウンセラー、スランプ脱出コーチ、「ご機嫌な職場づくり」講師。メンタルの改善とコミュニケーションの改善の研修・対話の場づくりを得意とする。
https://officeimacoco.wordpress.com

講話動画「意味を見出して生きる」
https://www.youtube.com/watch?v=qbuuQSuA5i4&t=9s

取材・文/石原亜香利


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