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ブランディングの観点から見るともっと面白い!アメリカ大統領選挙は4年に1度の一大エンターテイメントだ

2019.12.09

2020年に行われる米大統領選挙。再選を目指すトランプ大統領が選挙活動を活発に行う中、民主党は、最初の予備選挙に向けて候補者の絞り込みが進んでおり、早くも盛り上がり始めています。

アメリカ大統領選挙は、世界にも影響を及ぼす重要な政治イベントであると同時に、アメリカ人にとって、オリンピックのように盛り上がる4年に1度の大エンターテイメント。そこで、今回は知っておくと大統領選挙がよりおもしろくなる情報をブランディングや広告の観点でご紹介したいと思います。

アメリカ大統領選挙に欠かせないブランディングとは⁉

アメリカの大統領選挙の候補者は、多額の宣伝広告費を使います。テレビCMをはじめ、ウェブメディアやSNS広告など、掲載する媒体はさまざま。広告戦略を立てるエージェントと一緒に、効果的な選挙戦ができるよう広告プランニングを立てると言われています。

日本のような選挙カーや街頭演説などのないアメリカの大統領選では、候補者は、まずウエブサイトやSNSで自分の政策について有権者に知ってもらい、資金調達などを呼びかけます。こうした背景から、一目見て候補者が誰なのかがわかるようなスローガン、象徴的なロゴ、ウエブサイトのデザインといったブランディングが重要だと言われているのです。

ちなみに、2016年の大統領選挙では、テレビCMに多くの広告を出稿したヒラリー・クリントン氏に対して、トランプ大統領は、SNSを重視し、ヒラリー・クリントン氏ほど費用を費やさずとも大統領選に勝利しました。

ヒラリー・クリントン氏が勝つと思っていた選挙戦においてトランプ大統領が勝ったのも、そのブランディング、広告戦略が巧みだったことが理由のひとつと挙げられています。

2020年の大統領選挙に向けて、現在この「巧みな広告戦略」は、デジタル広告を中心に物議を醸しています。これについては後ほど述べるとして、まず民主党候補者のブランディングを見てみましょう。

民主党候補者の中でブランディングがうまいのは誰⁉

11月に、元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーク氏が立候補を表明するなど、民主党の候補指名獲得を目指す戦いは、混迷を極めているといえます。民主党候補者の誰がリードしているのか?マーケティングコンサルタント会社Morning Consultが調査したデータによると、1位が元副大統領のジョー・バイデン氏、2位は上院議員のバーニー・サンダース氏、3位に上院議員のエリザベス・ウォーレン氏という結果が出ています。

MORNING CONSULT より(調査人数:15,773人、調査期間: Nov. 25-Dec. 1, 2019)

選挙活動のブランディングは、先ほど述べたスローガンやロゴ以外に、広告として打つコマーシャルはもちろん、候補者自身の発言や行動、ファッションなどさまざまな要素が関係しています。この記事で、「ブランディングがうまい候補者は誰なのか?」を紹介するのは、おこがましいお話ですので、アメリカのマーケティングメディア「AW360」を参照に、ウエブサイトやストーリーを読んだ上で、デザインやロゴ、グッズ展開などのブランディングで印象に残った候補者をご紹介したいと思います。

橋をモチーフにしたロゴが印象的なピート・ブティジェッジ氏

インディアナ州サウスベンド市長であるピート・ブティジェッジ氏のロゴは、一度見ただけで忘れられないインパクトがあります。「2020」の間に「PETE」の文字が入るこのロゴは、ピート・ブティジェッジ氏が分断するアメリカの橋渡しになる存在だということを表しているそうで、実際に市長を務めるインディアナ州にあるジェファーソン橋をモチーフにしているそうです。

Twitter より

ピート・ブティジェッジ氏は、名門のハーバード大学やオックスフォード大学を卒業し、市長在任中に従軍していたこともありました。ミレニアル世代で同性愛者であることを公言しており、敬虔なカトリック教徒、マルタ系アメリカ人であるといった多様な背景を持つことから、アメリカを引き裂く分裂を橋渡しするユニークな立場をアイデンティティとしているそうです。

力強いメッセージをデザインでさわやかに表現するバーニー・サンダース氏

バーニー・サンダース氏は、バーモント州の上院議員で、前回の大統領選挙では若者を中心に支持を集め、民主党候補者選びでヒラリー・クリントン氏と最後まで指名争いをしました。一握りの大富豪にアメリカの富が集中している格差に警鐘を鳴らしています。

Instagram より

サイトを訪れると「Not Me. Us.」というスローガンが目に入ります。「現大統領トランプ氏と富裕層に勝てる候補者は誰もいない。勝てるのは私でもない。勝てるのは私たちなんだ」というメッセージを込めているそうです。米国で1%しかいないと言われている富裕層以外の99%の国民に向けたわかりやすいメッセージを感じます。そんなバーニー・サンダース氏のリーダーシップを象徴的に表現する、青と赤のストライプとインテリジェントな字体のロゴもさやかで印象的です。

アメリカ合衆国を感じさせるデザインが印象的なジョー・バイデン氏

オバマ前政権で副大統領を務めた、豊富な政治経験を持つジョー・バイデン氏は、民主党候補になる可能性が高いとして注目されています。すでに知名度があり、その長い政治キャリアから支持者からの信頼も厚いと言われています。

Twitter より

アメリカの星条旗を思わせる力強いロゴが印象的で「恐怖より希望を選び、タフで強いアメリカ人を思い出そう。私たちは、アメリカ合衆国です。私たちにできないことはない」といったビジョンを掲げています。グッズやサイトのデザインに、互いの違いを認め、敬意を払い合う移民の国アメリカ合衆国が感じられます。

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