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約23万8000件のAGA患者カルテの因果推論で解明。遺伝要素だけでなく、喫煙と飲酒もAGAの進行に影響を与えていた

2019.12.08

遺伝的要因が強いと言われている『AGA(男性型脱毛症)』の進行は、喫煙や飲酒も影響するのだろうか? 今回、Dクリニックは238,197件の男性のAGA患者の問診票やカルテの診察履歴データから10,605件のデータを抽出し、AGAの進行および遅延する要因を探索するために因果推論という手法を用いて統計処理を行い、因子の特定を試みた。

Dクリニック総院長の川島眞氏のコメントと合わせて結果を紹介しよう。

「AGA」の進行に影響を与える可能性があるのは?

今回の結果から、従来からの報告のように遺伝的な素因はAGAの進行に強く関係していることが明らかになった。また喫煙や飲酒などの嗜好品を好む人はAGAが進行している傾向がみられたことにより、喫煙や飲酒はAGAの進行に影響を与えている可能性が示唆された。

さらに健康診断で異常を指摘された人、高血圧症の既往歴のある人もAGAが進行している傾向がみられた。これは高血圧を含む生活習慣病はAGAの発症に何らかの関連性がある可能性があることが推測される。一方、定期的にスポーツをしている人はAGAの進行を遅延させることもわかり、AGAの進行予防に繋がる可能性も示唆される。

Dクリニック総院長 川島眞氏のコメント

AGAに関する疫学的な研究は様々な報告があります。1972年には189人を対象とした冠状動脈性心疾患(CHD)とAGAの相関関係を示した論文1)、2003年に報告された1390人を対象としたアルコール摂取との相関を示した論文2)、また2007年には250人を対象とした高血圧との相関を示した論文3)や740人を対象とした喫煙の相関を示した論文4)も報告されています。

その後もある因子とAGAの関連を示す疫学研究は多く報告されていますが、その根底にある機序は依然として不明であり、リスクファクターがもたらすAGA悪化のメカニズム解明など、追加の研究が必要となると思います。

今回我々が行った調査では、AGAは遺伝的な素因との因果関係が最も深く、高血圧、喫煙、アルコール摂取なども因果関係が示されています。なかには今までの疫学研究では報告がない因子とAGAの因果関係を示した面白い結果も得られました

因果推論についての説明

今回の解析は因果関係を明らかにする因果推論という多変量解析の一つを用いました。AGAと何かの因子の関係を示した報告は多く存在しているが、従来の論文のほとんどは相関関係は示しているものの、どちらの因子が原因でどちらの因子が結果なのかを明確にしているものはほとんどなかった。

しかし今回統計処理した因果推論では変数間の因果関係を明らかにできるものであり、AGAの進行および遅延する因子を特定している。

構成/ino

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