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増税後に現金決済が増えた人は実は節約が上手な人だった!?

2019.12.05

 QRコード決済は消費増税を機に使い始める人が多かったが、利用状況はクレジットカードや交通系電子マネーには勝てない。ましてや最も利用割合が多いのは未だに現金。

 株式会社ICT総研(以下、ICT総研)が11月28日に発表した調査結果レポート「消費増税後のキャッシュレス決済利用状況調査」では、4,190人にWebアンケート調査を実施。調査対象のうち85.8%がキャッシュレス決済を普段利用しているという。

 また10月1日の消費税増税後以降に使い始めたキャッシュレス決済の割合はPayPayが一番多く、次いで楽天ペイ、LINE Payと続く。いずれもスマートフォンの画面にQRコードを表示して支払う「QRコード決済」の決済方式だ。

 増税に合わせて実施したキャンペーンの効果によるものと見られている。

 しかしキャッシュレス利用状況の全体を見ると、クレジットカードが93%と一番多く、交通系電子マネーが72%と続く。QRコード決済の利用割合が一番高いPayPayは42%であり、電子マネーのWAONやnanacoと同程度の利用割合だった。

キャッシュレス決済の種類別の利用状況。キャッシュレス決済でクレジットカードを利用していない人は7%しかない。
引用元:消費増税後のキャッシュレス決済利用状況調査/ICT総研(以下、ICT総研調査レポート)

QRコード決済はスーパーマーケットやコンビニエンスストアでの利用割合が高いが、支払金額が高くなると利用率が下がる

 ICT総研調査レポート中にある「普段買い物をするときの支払金額ごと決済順位」では決済金額3,000円を境にして、現金とクレジットカードの順位が入れ替わる。3,000円未満では現金が一番使われており、3,000円以上ではクレジットカードが使われるようになる。

QRコード決済は現金と同じように金額が少ないほど利用割合が高く、金額が上がるにしたがって利用率が下がっていく。
引用元:ICT総研調査レポート

 また「普段利用している決済方法(利用用途別)」でのQRコード決済の利用割合は、スーパーマーケット(平均客単価1,900円)やコンビニエンスストア(平均客単価650円)が一番多い。

コンビニエンスストアに買い物に行く場合には、財布を持たずにスマホ1台だけ持って買い物に行き、QRコード決済で支払いを済ます人が増えていることが示唆される。
引用元:ICT総研調査レポート

コンビニエンスストアではQRコード決済の伸び率が高くスーパーマーケットではクレジットカードの伸び率が高い

 同日11月28日に株式会社ローソン銀行と株式会社ロイヤリティ マーケティングが発表した調査結果「「キャッシュレス決済&ポイント還元」に関する調査」では、消費増税後にコンビニエンスストアで買い物した人のうち32%が、QRコード決済の利用回数が増えたと回答している。

10月1日以降にコンビニエンスストアで買い物をした人2,733人に対して行った調査結果。32%の人が、QRコード決済(図中のスマートフォン決済と同意味)の利用回数が増えたと回答してる。
引用元:「キャッシュレス決済&ポイント還元」に関する調査/ローソン銀行 及び ロイヤリティ マーケティング(以下、ローソン銀行・ロイヤリティ マーケティング調査レポート)

スーパーマーケットでの買い物した人はQRコード決済以上に、クレジットカードの利用回数が増えたと回答している人が多い。年代が上に行くほど、その差が大きくなっていくのが興味深い。
引用元:ローソン銀行・ロイヤリティ マーケティング調査レポート

 コンビニエンスストアはスマホ1台だけ持っていく。スーパーマーケットはクレジットカードが入っている財布も持って買い物にいく。そんな利用シーンが思い浮かぶので、コンビニエンスストアでは、QRコード決済の増加割合が多く、スーパーマーケットではクレジットカードの増加割合が多いのだろう。

増税後に現金決済が増えた人は節約志向の人なのか?

 ローソン銀行とロイヤリティ マーケティングの調査結果では全体の13.2%の人が消費増税後に「現金決済が増えた」と回答している。年代別では20代の増え方が一番多い。

 消費増税による支出が増えるイメージから消費を控えようとする思考になり、節約のために現金で支払うようになったのだろうか。

 確かに手持ちの現金以上の支払いができないので、現金決済は節約につながる。

ICT総研のレポート中にある「キャッシュレス決済方法を利用していない理由」では、「節約のため」という回答は出現しておらず、真相はわからない。
引用元:ICT総研調査レポート

 いずれにせよ現金での決済方法の割合が一番多いので、キャッシュレス化社会の実現にはまだまだ時間がかかりそうだ。

文/久我吉史

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