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これがガソリンスタンドの未来形!?「電気スタンド」が使える東京より進化した郊外都市を発見

2019.12.06

「美濃焼」など焼き物文化で栄え、人口約11万人を数える東濃地方の中核都市「多治見市」。

この風光明媚な街の道路沿いにガソリンスタンドがあったので、ちょっと寄ってみようか……と思って近づいたら、何と、これが「電気スタンド」だったのだ。

しかも実はここ、単なる電気スタンドではなくて、電力小売り会社エネファントが運営する地域電力=「たじみ電力」の拠点なのだ。

たじみ電力の運営母体となるエネファント磯﨑顕三社長

たじみ電力は地域エネルギーベンチャーだ。多治見市で作った再生可能エネルギーを、多治見市で消費することを目的として、中部電力の送電線を借りて、ユーザーに電気を届けている。

多治見市は一年を通して晴天の日が多い。しかし、平均1.2mくらいしか風がふかない。風力発電には平均で4mくらいの風力が必要となるため、風力発電よりは太陽光発電に適している街だ。

エネファントは、そんな多治見市に適した太陽光発電の施設の設営・販売を主な業務としてきた会社で、その技術力が地域電力「たじみ電力」を推進していくのに役立っている。

太陽光発電を行うには発電パネルが必要となるが、その設営場所としてたじみ電力が注目したのが地元企業の駐車設備だ。太陽光発電パネルを備えた「サンポート」(EV車充電設備とソーラーチャージャーを備えたカーポート)を設置して、たじみ電力が配電する電力を利用してもらうのだ。

「サンポート」で太陽光発電した電力をユーザーは自社で利用する。また、電力利用先であり蓄電池として、たじみ電力がユーザーに中古の日産リーフレンタルする仕組みを持っている。

中古の日産リーフで求人支援する仕組み

焼き物などの産業を中心に栄える多治見市だが、この街でも人口減少は始まっている。

若者が都市へ流出し、出生率の低下も見られる。そんな状況下で多治見市の企業は求人難に苦しんできた。

そんな迷える企業を支援するのが、たじみ電力が行う日産リーフのレンタルだという。それは一体どういう仕組みなのだろうか?

多治見市の労働者が通勤にかける交通費は、マイカー通勤の場合で毎月5000円〜1万円程度が平均とされている。これは燃料代しか含まれておらず、車両代や維持費は含まれない。

一方、新卒の就労者が通勤に必須となるクルマを購入する場合、給与に占める支払い負担率が高い。そのため、クルマを購入せずに都市へ就職してしまうケースが目立つという。

たじみ電力は、そんな求人難を救うべく、ユーザー企業に月額3万9800円でレンタカー契約を結ぶ。そのクルマをユーザー企業が新入社員に通勤&土日のプライベート利用のためのクルマとして貸与するのだ。この仕組みを「働こCAR」と名付けている。

新入社員は「働こCAR会員」に加入し、月額1万9800円の会費を支払うだけでリーフが利用できる。

企業の月額3万9800円負担に加えて、個人で1万9800円の支払いは高いのでは? と思われるかもしれないが、さにあらず。

ここには車両費のほか、たじみ電力が契約する自動車保険料金も含まれている。さらに、車両保守管理費(3か月点検を含む1年点検整備費消耗品費)、安心パック(事故時引取サービス台車サービス)も月額料金内でおさまる。

また、「サンポート」の設置はたじみ電力が行うので、太陽光発電でリーフの移動用の電力がカバーできるなら、5万9600円の月額支払いが高いとはいえない。

しかも、レンタルは月額で最低保障期間の設定がない。もし社員が退職しても月単位で対応できるので、期間の自由が効きにくいリースや車両購入とは違うメリットとなりうる。

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