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毎週月曜日は肉を食べない「ミートレスマンデー」が世界規模で浸透する理由

2019.12.01

「ミートレスマンデー」は食生活を変える?

自分が食べるものと気候変動との関連に対する意識を高めるために毎週月曜日に肉を食べない日を取り入れる「ミートレスマンデー(肉なし月曜日)」運動に参加した人の多くは、運動終了後もこの習慣を継続させていることが、ジョンズ・ホプキンズ大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のBecky Ramsing氏らの研究で明らかになった。

この研究結果は米国公衆衛生学会(APHA 2019、11月2日~6日、米フィラデルフィア)で発表された。

ミートレスマンデーは、人の健康と地球環境のために肉の消費量を減らすことを人々に促す運動で、世界規模で広がっている。

今回、研究チームが研究対象としたのは、気候変動に対する米ニューヨーク州ベッドフォードの取り組みの1つである「ミートレスマンデー」に参加した320世帯。

参加者らは2018年2月5日から4月23日までの間、週に1日肉を食べずに過ごす日を設けた。研究チームは、12週間にわたるこの運動の開始時と終了時、さらに終了後6カ月時点の3度にわたり参加者に対して調査を行った。

その結果、運動終了後6カ月時点の調査から、参加者の約57%は運動に参加する前と比べて肉の消費量が減り、70%以上は毎週月曜日に(32.7%)、または少なくとも週に1日(39.8%)は肉を食べない日を設けていることが分かった。

また、週に1日食事から肉をなくすことは容易または非常に容易だったと答えた人は約70%に上り、肉なしの食事を週に1日設けることに、より熱心に取り組んでいると報告した人は68%に上った。

さらに、肉の消費量を減らすこの取り組みで一番やっかいだったのは、食事を共にする友人や家族が肉食を好んでいる場合であることも分かった。

一方、3回の調査全てにおいて、肉の消費量を減らす理由として最も多かったのは「健康のため」であった。

運動終了時点の調査で挙げられた理由では、「地球温暖化緩和のため」「環境のため」「省エネルギーのため」「節水のため」といったものが増えた一方で、「健康のため」は減っていた。運動終了後6カ月時点の調査でも、気候変動と環境に関する理由はわずかに減ったものの、理由として挙げられる率は依然として高かった。

研究チームによると、ベッドフォードは米国の平均的な地域と比べると、高学歴で高収入であるという。Ramsing氏はこのことを踏まえ、「この地域の人々はすでに肉の摂取量を減らす食生活を取り入れていたため、今回の研究では、人々が気候変動に対する意識を高め、週に1日肉を食べない食生活へスムーズに移行したという結果となった」と指摘する。

しかし同時に、「今回の研究で得られた知見は、食と地球温暖化に対する意識をコミュニティレベルで高め、行動を促すには、可能性としてどの方法が最も効果的であるかを知るのに役立つだろう」と付け加えている。

なお、学会発表された研究結果は、査読を受けて医学誌に掲載されるまでは一般に予備的なものとみなされる。(HealthDay News 2019年11月14日)

Copyright © 2019 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
News Release
https://www.jhsph.edu/news/news-releases/2019/news-brief-the-2019-apha-meeting-in-philadelphia.html

構成/DIME編集部

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