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ラグビーW杯の視聴質調査でわかった「にわかファン」の動向、3戦目のサモア戦から急増

2019.12.02

11月6日に発表された「ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート語。その中で、「ジャッカル」「笑わない男」「ONE TEAM」「4年に一度じゃない。一生に一度だ」など、ラグビー関連のワードが多いことが話題になった。いかに、ラグビーが今年の社会的関心事だったか見て取れるというものだ。

このノミネート語の中には「にわかファン」という言葉も含まれていたのだが、実際のところ、にわかファンたちはラグビーワールドカップの期間中、どのようなテレビ視聴を行っていたのだろうか?

そこでこのほど、地上波で放送されたラグビーワールドカップの日本戦全試合と準決勝・決勝において、視聴者がどのように注視していたかを分析した結果が発表されたので、紹介していきたい。

なお本調査は、人体認識技術を用いて、テレビ視聴者の視聴態勢から「視聴質」データを取得・提供する企業・TVISION INSIGHTSにより、2019年9月20日 (金) から2019年11月2日(日)にかけて行われている。

視聴質で「にわかファン」の動きを読み解く

*ノームとは、2019年9月-10月における民放キー局+NHK,ETVの全番組+CMの平均VI値×AI値。
*M1とは20歳から34歳の男性、F1とは20歳から34歳の女性のことを指す。

このグラフは、同期間に放送された全番組のVI値とAI値をかけあわせた「VI値×AI値」のノーム対比を表しており、ノーム比0%を平均視聴質としている。

これにより、同期間に放送された番組においてラグビーワールドカップがより多く視聴されていたことがわかる。

M1、F1ともに前半のロシア戦、アイルランド戦ではそこまで熱が高まっていなかったことも見て取れる。F1においては、ロシア戦でノーム比0%を下回っていた。

しかし、M1は3戦目のサモア戦からラグビー熱が加熱し、専念注視度が一気に高まり、ベスト8入りを決めたスコットランド戦でピークを迎えている。対してF1は、サモア戦でもそれほど熱が高まっておらず、スコットランド戦から急激に注視が高まり、南アフリカ戦ではM1並みに注視が高まったことがわかる。

大会スタート時にはそれほどラグビーに興味を持っていなかった若年層でも、予選を勝ち進んでいき世の中がラグビームード一色になっていく中で「にわかに」ファンになっていった、そんな様子が視聴質の観点からも読み取れた。

「にわか」でも、ラグビー熱が日本戦後も持続したのがM1

このグラフは日本戦以降の準決勝・決勝まで含めた試合の専念視聴度をノーム対比で表したもの。

日本戦後もM1、F1ともにノームを上回っているが、F1は日本敗退後に熱が冷めてノーム比が個人全体を下回っているのに対し、M1は最後まで個人全体を上回っている。「にわか」と言えども、F1よりM1のほうが熱を持続させていたがわかる。

平均視聴率が40%超えの盛り上がりを見せたラグビーワールドカップだが、視聴率に加えて、視聴質でも大きく伸長していた。

これはMF1層が、ながら見ではなく、ちゃんとテレビの前にいて、ちゃんとテレビ画面を見ていたことがデータで証明されたことになる。

選手たちの心を動かす熱いプレーが、テレビコンテンツとして非常に価値が高かったことが今回の分析でわかった。

<視聴質を示す数値について>

■VI値(滞在度=Viewability Index)
テレビが点いている際に、どれくらいTVの前に滞在しているかの度合いを示す。数値が高いほど、テレビの前の滞在人数が多く、滞在時間が長い。

■AI値(注視度=Attention Index)
テレビの前に人が滞在している際に、どれくらいテレビ画面に人の顔が向いているかの度合いを示す。数値が高いほど、画面を注視した人数が多く、注視秒数が長い。

■VI値×AI値(専念視聴度)→本分析対象
テレビが点いている際に、どれくらいテレビ画面に人の顔が向いているかの度合いを示す。
※VI値、AI値ともに、2016年4月から2016年9月の半年間における、放送局(NHK/ETV/NTV/TBS/EX/TX/CX)の平均値は1.0としている。

<データの収集方法>

一般視聴者宅に人体認識アルゴリズムを組み込んだセンサーを設置し、顔認証システムを用いてテレビの前に人がいるか、視聴者の表情、番組のどこで画面に注目したかといった視聴態勢を判断・計測している。2015年6月より計測スタートし、2019年11月現在、地上波6局7チャンネル・MXテレビ、BS8局9チャンネルの全番組について、毎秒レベルで視聴質の計測が行われている。

<注釈>
小数点3位以下は四捨五入。

出典元:TVISION INSIGHTS株式会社

構成/こじへい

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