
カシオ計算機の「G-SHOCK」から、軽量でありながら強くて美しいカーボン積層ベゼルを採用した『MTG-B1000XBD/B1000XB』が登場した。
スマートフォンリンク機能や電波ソーラーといった高い機能性と、腕になじむミドルサイズを両立した「MTG-B1000」をベースに、同シリーズで初めてカーボン素材をベゼルに採用している。
“MT-G”シリーズ20周年で新たな外装素材へ挑戦
カーボンは、樹脂並みの軽さでありながら、メタルと同等以上の高い剛性を持つことが特長で、その分、切削をはじめとした加工が難しい素材だ。今回、積層立体成形技術と切削技術の向上を図り、複雑に構成されたベゼルパーツに用いることができた。
MTG-B1000XBD(レッド)
¥135,000+税
MTG-B1000XB(ブルー)
¥120,000+税
ベゼルは、カーボン織材とカラーファイバーの織材のそれぞれに樹脂を組み合わせた2種類のシートを幾層にも重ねて立体成形している。『MTG-B1000XBD』にはレッド、『MTG-B1000XB』にはホワイトのカラーファイバー織材の層をアクセントとして取り入れることで、積層部を横から見るとカーボンの黒とのコンビネーションが、時計正面からはカーボン特有の美しい織り目模様がデザインのポイントとなり、素材と構造を生かしたさまざまな表情を楽しめる。
レッドの『MTG-B1000XBD』は、メタルパーツの裏側に高い耐久性を誇るファインレジンを重ねて軽量化を果たしたレイヤーコンポジットバンドを、ブルーの『MTG-B1000XB』には、柔らかくフィット感の高いソフトウレタンバンドを採用。バンドとケースの接合部には、ファインレジンとメタルパーツを組み合わせることで、強度も備えているのもポイントだ。
構成/ino