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女子高生アンドロイドから昆虫食まで!科学と社会をつなぐ科学技術展「サイエンスアゴラ」で見つけたビジネスのヒント

2019.11.30

 科学技術の発展は我々の暮らしをより良くするために必要不可欠なもの。普段何気なく使っているインターネットやスマートフォンは、科学技術発展の賜物なのである。

 2019年11月15日から17日に開催された「サイエンスアゴラ2019」は、科学と社会をつなぐ技術を展示するイベント。テーマは「人の未来」

 国の研究機関、大学や高校といった公的機関が主に出展していた。学術的で内容が難しい展示かと思いきや、小中学生でも楽しめて科学技術の理解が深まるように、工夫を行う展示が多かった。

 実用的なものからまだ研究段階にあるものまで、最新の科学技術に触れるチャンスであり、国の公的機関の人が何を課題と感じ研究を進めているのか。ビジネスパーソンとして話を聞いてみることで、新たな事業アイディアが浮かびそうだ。

サイエンスアゴラ2019の主会場「テレコムセンター」(東京都江東区)

注目の展示であるアンドロイド「Saya」は不気味の谷を越えたのか?

 会場は東京・お台場の一角にあるテレコムセンタービルと日本科学未来館。メイン会場であるテレコムセンタービルの入り口から入って左奥にあったのが、3DCGで再現した女子高生のアンドロイド。名前は「Saya」。実在する「高山沙織」という人物にそっくりだと話題になったことがある。3DCGアーティストユニット「TELYUKA」によって生み出された。

■3DCGのアンドロイド女子高生「Saya」

画面の前で話しかけると表情豊かに反応してくれる。

 人間の外見にできるだけ似せたアンドロイドを描いた場合に、人間と同じ状態に近づくにつれ「それらしら」が増していき親近感がわく。しかしある一点を超えると途端に「不気味なもの」になり嫌悪感が一気に増大してしまう。そんな心理現象が「不気味の谷」と言われている。

■不気味の谷理論の図解

縦軸:人間の感情的な反応(上に行くほど好感的)横軸:人間への類似度
人間への類似度が上がると好感的になっていくが、ある一点で急激に嫌悪感が増し、さらに人間に近づくとまた好感的になる。
引用元:不気味の谷現象/Wikipedia

 定量的に「不気味の谷」を数値化して評価することはできないが、来場者に複数声を掛けて聞いてみたところ「不気味さはあまり感じない」「見る角度によって光の濃淡が変わってしまって人間ぽくなく感じるのはしょうがないとして、見ていて嫌な気分にはならない」などと肯定的な意見が際立った。

 ディスプレイの中での展示であるため、そのディスプレイの性能に左右される部分があるものの、不気味の谷は超えている。もしくはほとんど超えている。というのが実際だろう。

実用化が待ち遠しいモビリティ技術やヘルスケア技術も

 会場内の展示を見て回ると、取り組みや活動の目線では「SDGs」関連のものが多かった。SDGsとは国連が掲げる「持続可能な開発目標」という国際目標で、全ての人がよりよい暮らしを送るために必要な取り組み目標のこと。

■SDGsの取り組みに対するアワードの展示

このテーマは地球温暖化。温暖化を防ぐために必要なデータ測定に関するもの

 SDGsとはそもそも何か。といった概要的な説明を行う展示。子どもの問題解決行動を促すためのミニ講義。実際に課題を定義してどのような解決が行えるかまとめた展示などが行われていた。

 技術関連の展示では、未来の乗り物「RODEM」(ロデム)や大学発の電極を使ったヘルスケアソリューションの研究が興味深かった。

■RODEM

RODEMの実乗体験者の様子

室内を走行していても嫌な騒音が耳につかない。子ども一人でも操作が可能で未来の乗り物と言えそうだ。
出展:株式会社テムザック

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