
ベルギーの老舗ブランドが10年以上の歳月を経て誕生させた『ルビーチョコレート』は生八つ橋など洋菓子にとどまらぬ広がりでスイーツ界を席巻。今後も新商品ラッシュは続きそうだ。2年の開発をかけた乃が美の『「生」食パン』など、今年はかつてなかった〝新ジャンル〟がブームに。
今年のバレンタインでは、人気が一極集中
『ルビーチョコレート』
ダーク、ミルク、ホワイトに次ぐ第4のチョコレート。「サロン・デュ・ショコラ2019」では業界トップのショコラティエが商品化。「ルビー色で甘酸っぱい」のに着色料、フルーツフレーバー不使用。SNS映えする見た目も話題に。
キットカット ショコラトリー『サブリム ルビー』400円
ルビーチョコを世界で初めて商品化したのがこちら。半年間の独占販売契約終了後、製菓材料としての販売が始まり、各社から続々商品が登場した。
ちぎってそのまま食べておいしい
高級「生」食パン専門店 乃が美『「生」食パン』
800円(1本2斤)
耳まで柔らかな高級「生」食パンのパイオニア。大阪の総本店では創業当時、30本からスタート。現在では全国での1日総販売本数が約6万本、2019年度の年間総売り上げは約150億円を見通すまでに成長。11月現在、146店舗を展開している。
原材料と製法にこだわったため、通常の食パンの3倍以上の価格となったが、手土産や贈答品としてユーザーに認知された。
昨年11月に100店舗目となる麻布十番店が東京初出店し、乃が美の知名度を全国区に押し上げた。現在は予約不可、購入は1人10点まで。
取材・文/嶺月香里 撮影/タナカヨシトモ