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清掃業者と介護従事者に聞くゴミ屋敷化する認知症高齢者の住まいの実態

2019.11.19

超高齢化社会の到来に伴い、これからますます増加していくと予測されている認知症の高齢者。

内閣府の「平成29年版高齢社会白書」によると、2012年は認知症高齢者数が462万人と、65歳以上の高齢者のおよそ7人に1人が認知症であることがわかっている。さらに、2025年にはおよそ5人に1人にまで増えるとの推計も出ており、今後より身近な問題となってきそうだ。

また、独り暮らしの高齢者の家の「ゴミ屋敷化」も深刻な社会問題となっている。「ゴミ屋敷化」にはさまざまな要因があるが、認知症もそのひとつと考えられている。

そこで今回、その実態に迫るべく行われた、清掃業者の方・介護サービスに従事する職員1,022人を対象にしたゴミ屋敷と認知症にまつわるアンケート調査の結果を紹介していきたい。

認知症の人の家の半数が「ゴミ屋敷化」している

まず、「認知症の人の家の中は片付いているか?」と尋ねる調査が行われたところ、半数超(50.4%)が『いいえ』と回答し、『はい』(49.6%)を若干上回る結果となった。

次に、「どのような状態が多いか?」と尋ねる調査が行われたところ、『物で溢れている』(43.0%)『ゴミが散乱している』(33.7%)『異臭がする』(14.0%)『カビが生えている』(3.7%)『外まで物が溢れている』(2.9%)と続いた。認知機能の低下によって、ゴミの分別や部屋の片付けが難しくなっている様子が伺える。

また、異臭やカビといった不衛生な状態の中で暮らしていれば、健康を損ないかねない。ご近所とのトラブルはもちろん、最悪の場合火災や孤独死などの事件・事故に発展する可能性もあり、決して放っておいてはいけない状態と言えるだろう。

ゴミの分別そのものが難しくなっている

「家の片付けや清掃をする際に問題はあるか?」と尋ねる調査が行われたところ、『はい』と回答した人が実に74.0%と、圧倒的多数となった。

そこで、「どのような問題があるか?」と尋ねる調査が行われたところ、『捨てさせてくれない』(37.4%)『ゴミと思っていない』(35.1%)『怒り出したり泣き出したりする』(25.4%)『暴力をふるう』(1.5%)と続いた。

他人から見ればゴミとしか思えないもの、あるいは確実にゴミであっても、認知機能が低下した本人にはそれがゴミという判断すら難しくなっているのかも知れない。

住人の健康面・衛生面は当然ながら、最悪の事態を心配する人も

ゴミ屋敷に住んでいる人を見て不安に思うことは何なのだろうか。「住んでいる人に対して不安に思うことは何か?」と尋ねる調査が行われたところ、『健康面・衛生面』(52.0%)『火災』(22.6%)『孤独死』(15.2%)『ご近所とのトラブル』(8.8%)と続いた。

ゴミを放置していれば当然ながら不衛生な環境へと至る。住んでいる自身の健康面はもとより、火災や孤独死といった最悪の事態を心配している人も多いことが分かる。

事実、火災のリスクは非常に高く、コンセントの位置までゴミで埋まっていて、そのゴミを動かしてみたら下にあった電化製品のコードがショートし、壁や床が焦げている、というケースも多々ある。

また「実際にあったエピソード」として、以下の体験談が寄せられた。

・腐っていたりカビの生えているものを食べている。 床がべたべたして虫がたくさん湧いている(40代/男性/千葉県)
・山積みのゴミから煙りが上がって、ボヤ騒ぎになった(40代/男性/兵庫県)
・散らかった部屋で孤独死していた(40代/女性/福岡県)

認知症は誰にでも起こりえる問題。単身で暮らす高齢の父や母がいる方は、定期的に連絡を取って気にかけたほうが良いだろう。

調査概要:ゴミ屋敷と認知症にまつわるアンケート
【調査期間】 2019年10月18日(金)~ 2019年10月21日(月)
【調査方法】 インターネット調査
【調査人数】 1,022人
【調査対象】 清掃業者の方・介護サービスに従事する職員の方
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

出典元:株式会社GoodService

構成/こじへい

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