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来年引き上げられるビタミンDの摂取目安量、効率良く取り入れられるコンビニフードは?

2019.11.21

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において、ビタミンDの摂取目安量が改訂される。ビタミンD不足により、どんなリスクが生じるのか、そして身近に摂取できるコンビニフードなどをビタミンD研究の第一人者である神戸学院大学 栄養学部教授 田中清先生に聞いた。

ビタミンDの摂取目安量を引き上げ

厚生労働省は「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において、ビタミンD の摂取目安量を引き上げるなどの各種見直しを行うと報告している。

高齢化が今後さらに進むのを踏まえ、高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病といった生活習慣病の発症予防や重症化予防に加えて、高齢者の低栄養やフレイル予防も視野に入れた検討を行った結果が反映されている。

その主な改定点の一つに、ビタミンDの摂取目安量がある。ビタミンDについては、多くの日本人で欠乏または不足している可能性があるとされている。またビタミンDは摂取する量が日によって非常に変わりやすく、かつ、総摂取量の8割近くが魚貝類に由来するといった特長から、正常人の必要量を算出するのがむずかしいとされた。

今回の改定では骨折のリスクを明らかに減少させるために必要な血中ビタミンD濃度や、アメリカ・カナダの食事摂取基準で示されている推奨量を参考にし、必要量を算出し、日照により体内で産生できるであろう産生量を差し引いた量を設定した上で、現実的な達成可能な目安量を設定した。

上記の点に関して検討した結果、18歳以上のビタミンDの摂取目安量は男女とも5.5μg/日から、8.5μg/日と引き上げられた。

ビタミンD不足によるリスク

大塚製薬株式会社が先日実施した「日本人の食事摂取基準 2020年版)」におけるビタミンDの摂取基準改定に関するトピック伝えるセミナーでは、ビタミンD研究の第一人者である神戸学院大学 栄養学部教授 田中清先生が登壇しており、こんな話があった。

田中先生によれば、「ビタミンDの不足・欠乏は克服されたと認識されがちだが、いまだに日本人の男性は70%、女性は90%の人にビタミンDが足りていない」という。

ビタミンD不足によって「骨密度低下、筋力低下、骨折」のリスクがあるという。

コンビニフードでビタミンDを摂取するには?

田中先生によると、アメリカではビタミンD強化商品が多いという。今回のビタミンDの摂取基準改定を受け、コンビニで売っている食品でビタミンDを摂取するとすれば、どのようなものが該当するのか聞いてみた。

すると、田中先生からは「しらす」や「乳製品」が良いという答えが返ってきた。

たしかにコンビニではしばしば「しらすおにぎり」を見かけることがあるし、ローソンでは「釜揚げしらす」というパック詰めのしらすを塩ゆでした冷蔵商品がプライベートブランドから発売されている。

しらすのビタミンD含有量を文部科学省の食品成分データベースで調べると、生は100gあたり6.7μg、半乾燥品は100gあたり61.0μg、微乾燥品は100gあたり46.0μg。

乳製品については、ビタミンDが強化されている牛乳やヨーグルトをスーパーやコンビニ等で見かけることがある。

もしビタミンDを意識するのであれば、それらを選ぶと良さそうだ。

その他、公益財団法人骨粗鬆症財団の資料によると、ビタミンDを多く含む食品には、サケ、イワシ、サンマ、カレイなどの魚類、キクラゲや干しシイタケなどのきのこ類に含まれるという。

【取材協力】
神戸学院大学 栄養学部教授 田中清先生

取材・文/石原亜香利

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