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「家事は結局、面倒なもの」主夫に聞く家事のこなし方

2019.11.23

共働き世帯を中心に、「家事シェア」というワードが定着している。「夫婦が家事を分担するのは当たり前」という考え方は浸透しつつある。しかし、実際のところ、従来、家事に未着手だった夫がいきなり家事を始めるのにはまだまだハードルが高いと見られる。

そこで今回は、元専業主夫で、現在は主夫業とブログや漫画の発信を兼業している河内瞬さんに、家事とのかかわり方やこなし方についてアドバイスをもらった。

家事シェアの意識は浸透しつつも実態は…

今、夫婦間での家事シェア・家事分担はどのくらい進んでいるのか。

リクルートのブライダル総研が2019年3月に全国の20~49歳の既婚男女で、3歳以下の同居末子がいる人に対して実施した「出産・育児調査2019」の結果では、夫の家事・育児に対するかかわり方に変化の兆しが表れていた。

女性が9割以上家事を負担している“高負担”の割合は、2018年の53.0%から2019年には48.8%と4.2pt減少したのだ。

しかし、依然として半数近くの夫婦で、女性に8~10割の高負担がかかっている事実はある。

またノーリツが2019年2月25日から3月4日まで、25~49歳の男女で共働き世帯、子どもありの人々に対して実施した共働き世帯のおふろ掃除や調理を中心とした「家事シェア」実態と意識調査によれば、若いほど、おふろ掃除も調理も男性の担当率が上がる結果となった。25~34歳のミレニアル世代男性がおふろ掃除を担当する率は、45~49歳より24.6ポイント高い。

家事シェアは、若い世代を中心に意識が浸透していると見られるが、現状、実態はまだまだといったところのようだ。

主夫が考察する「家事」

主夫は、男性の中でも、最も家事に親しんでいる職業といえる。男性にとって家事はどんな存在なのか。主夫の一人であり、SNSやブログで漫画を発信している河内瞬さんの作品から、家事にまつわるトピックスを探ってみた。

ある作品では、「家事を『手伝う』では妻は納得いかない」のはなぜかについて考察している。その理由は、サラリーマンが職場で時間に追われながら仕事をしているシーンと、妻が自宅で洗濯や食事の片付け、育児などをひっきりなしに行うシーンを重ね合わせてみれば分かるという。

主婦や主夫にとっては家こそが職場であり、戦場なのだ、と河内さん。また、しめくくりに「共同生活という意識を忘れず、家事育児は二人で終わらせて、夫婦で休みたいものだ」とまとめる。

出典:河内瞬さんInstagram(@kawauchisyun)
https://www.instagram.com/p/Bq19P2FgpX0/?igshid=1kljtap0h63ui

また、ある作品では「こんな俺でも家事を楽しいと感じる瞬間」として、子どもが朝から奥さんと出かけているときなどの「時間がある時」だと紹介されている。そういうときは、家事にも余裕が出て、普段作らない料理を作ったり、念入りに掃除をしたり、「追われない」家事ができるとし、楽しい側面もあるという。時間のなさは人から余裕を奪うため、ここでもまた夫婦協力を勧める。

出典:河内瞬さんInstagram(@kawauchisyun)
https://www.instagram.com/p/B2OnMbVFxsZ/?igshid=1a5gmbe9fjw6p

重要なのは「完璧」を捨てること!

家事シェアの必要性や大切さは分かる。しかし、なかなかできないのが現実だ。家事を仕事に置き換えるなどして、なんとか家事のモチベーションをあげようとしている夫たちもいる。

これについて、河内さんに意見を聞いてみた。

「家事を仕事に置き換えるというのは私も主夫になりたてのころ考え、また実践していました。ですが、いくら仕事に置き換えても家事は結局『家事』ですので、モチベーションの維持は難しいのです。皆、わざわざ言いませんが、家事は面倒くさいんです。その面倒くさいことをあの手この手で頭を誤魔化しながらどれだけ頑張っても、ストレスが溜まるだけです。

重要なのは『完璧』を捨てることであり、形だけでも『終わらせること』。そして『家事をする』のではなく、やりたいことをやるためにさっさと片付けるくらいの心持ちで片付けることです」

家事シェアについてはどんな風にとらえればいいだろうか。

「家事をそのまますることだけが、家事シェアではありません。食洗機を買うことで食器洗いに参加していることになりますし、ホットクックを買うことで料理に参加していることになります。こういう方法でも家事シェアと言えると私は思います」

ちなみに河内さん宅には、自動化機器としてホットクックのほか、食洗機があり、近々ドラム式乾燥機も導入予定だそうだ。

まずは別の方向からの家事シェアを提案してみるなど、無理はしない家事への関わり方を検討するのもよさそうだ。

【取材協力】
河内 瞬さん
元サラリーマン主夫。家事育児がいかに大変か、どう取り組めば良いのかなどを独自の視点からSNSで発信しています。またブログを書籍化しました。非協力的なパートナーに理解を促す手助けになれば幸いです。
主夫の日々:https://www.kawauchisyun.com/
Twitter:@syufu_desu
Instagram:@kawauchisyun

取材・文/石原亜香利

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