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働き方改革で自宅での夕食頻度が増えた人が家族と食卓を囲む時に大切にすべき「味の共感」

2019.11.18

「働き方改革」を全社的に実施したことで残業時間が減り、早く帰ることができるようになったビジネスパーソンもいる。中には、毎晩、家族そろって夕飯を食べられるようになったという人もいるようだ。残業しないことは、家族関係向上のためにも有効なのかもしれない。今回は台所文化伝承家に、子どもの「食育」の観点から、家族で食卓を囲むメリットを聞いた。

家族と一緒に食べることで得られる「コミュニケーション」時間

農林水産省による平成30年「食育に関する意識調査報告書」で、朝食または夕食について「ほとんど毎日」または「週に4~5日」と回答した人に「食事を一人で食べるより家族と一緒に食べることの良い点」を質問したところ、トップ4は次の結果となっていた。

1位「家族とのコミュニケーションを図ることができる」79.4%
2位「楽しく食べることができる」62.3%
3位「規則正しい時間に食べることができる」38.2%
4位「栄養バランスの良い食事を食べることができる」36.6%
出典:農林水産省 平成30年「食育に関する意識調査報告書」

この調査結果からも、家族と一緒に食べることは、コミュニケーションが生まれる、楽しく食べられるなどの精神面に影響するところが大きいようだ。

食育の観点から、台所文化伝承家で、食育・受験フードアドバイザーの中原麻衣子さんに話を聞いた。

「家族で食卓を囲むことはすごく大事なことです。食卓に人が多ければ多いほどコミュニケーションも大きくなります。子どもだけでなく、きっとそれは誰もが楽しく幸せを感じる瞬間ではないでしょうか。子どもが一人でご飯を食べていると、ふと疑問に思ったことや今日の出来事を投げかける相手もいません。もしお母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんがその場にいれば、会話が生まれ、また日本の食文化や、歳時記、日本ならではのマナーなどを語り継ぐ瞬間が生まれます。

和食が世界文化遺産になり、2020年に控えている東京オリンピックなど、世界中が日本に注目しています。それと同時に子どもたちの教育がグローバル化してきています。英語が使えるのは当たり前、SNSで世界とつながるのが当たり前の時代になればなるほど、母国のことを知っており、それを発信できる力が、これからもっと求められていくのではないでしょうか。

しかし現在、日本の食文化や歳時記は、表面的なところで親から子へ語り継がれてきたため、知る機会が少なくなっています。これからますますグローバル化が進み世界中とつながる時代が来ます。そんなとき、海外の方から『ひな祭りにはなぜ雛人形を飾ってお祝いするのか』、『箸はどう持つのか』など聞かれることもあるでしょう。

食卓で子どもから『ひな祭りでひな人形ってなぜ飾るの?』と聞かれたら、分からなくてもその場でインターネットで調べることもできますし、そこで会話が生まれます。一緒に調べるのもいいですね。四季に恵まれている日本には箸でいただく豊かな食材があり、それこそが日本の食文化。働き方改革によって生まれた時間を使って、家でも外食でも食卓を囲み、食で季節を感じる豊かな時間を持てる家族が増えるのは喜ばしいことですよね」

食べるという行為を共有することも重要

中原さんは、家族で同じ食卓を囲んだときに、「食べる」という行為を共有することも重要だと話す。

「食べるという行為によっても、1人、2人と幸せが伝染していきます。でもこんな食卓ではむずかしいところがあります。例えばお父さんがカツ丼、お母さんがスパゲティー、息子がうどん、娘がラーメンとそれぞれが違うメニューを食べている“フードコード式”の食卓。これでは味を共感してもらう人がいません。

大皿に煮物を盛り付けて、それぞれが小皿にとり、みんなで同じものをつつく形式にすると、例えば煮物についてお母さんが『今日、ちょっとしょっぱかったね』と言えば、子どもが『ママ、これ味薄くない?』、お父さんが『この味好きだな』など、味を介した会話が生まれます。

またお母さんが『今日は旬の里芋のお味噌汁にしたよ』と言えば、子が旬を知っていく機会にもなります。手作りの温かいお味噌汁をみんなで飲むなど、共有のできるものを用意するのは非常におすすめです。

ただ、共働きの場合、パパもママも働いて帰宅するのですから、手の込んだものではなく、簡単シンプルなものでよいと思います。少なくとも私はそうです(笑)。手の込んだものは外食でいただくのでもいいのです」

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