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2018.04.09

課長の失敗学「熱意も八分目を超えると空気が重くなる」

 一社員の時はうまくいっていたのに、「リーダー」のポジションに就いた途端にうまくいかない。リーダーとしてがんばればがんばるほど、部下との距離は開き、ドツボにはまる。そんな中間管理職の悩みが数多く聞こえてくる。

 一方で、“成功している”リーダーがいる。失敗と成功、その差を分けるものは何なのか。

 人事コンサルタントの内海正人さんに「ありがちなリーダーの失敗」を列挙してもらうと──。

「『オレのようにやれ!』というワンマン型のリーダーの失敗が目につきます。結局、部下はどうしたらいいかわからず、うまくいかないのです。これは、90年代に成果主義が導入されて以降、リーダーが年功序列ではなくなったことも影響しています。優秀なプレーヤーが、リーダーに引き上げられるケースが増えているのですが、こうした人たちが、自分の仕事を部下に伝えられない。また、伝えたり教えたりすることを『余計なこと』と思っているのです」

◆自分を客観視して双方向の関係に

 リーダーの自覚がないから、部下への指示は、一方的になる。

「ミスに対し、頭ごなしに怒る。よくある失敗です。勢いに任せてまくし立ててしまうのです。仕事の任せ方も一方的で、『育成』と称して何も指示せず丸投げしたり、そうかと思うと、一から十まで報連相(報告・連絡・相談)を強制したりする。“自分”が見えていないんですね。自分の仕事の仕方はどうなのか、そこを客観的に検証できていないのです」

 自分が見えなければ他人も見えない。

「年下の上司が年上に細かく指示を出して煙たがれたり、逆に新人に丸投げしたり、相手を把握しないで振った仕事が、一大事に発展するということは多いようです」

 言わなければ伝わらないが、言いすぎるとそっぽを向かれる。熱意も腹八分目で止めておけば、ほどよい関係を保てるのだ。

◆「褒められて育つ」と宣言する社員

「先日、ある編集プロダクションの社長から、『チームとしてのまとまりがない』と相談を受けました。よくよく話を聞いてみると、出社時間がバラバラであることに原因がありました。あまりにも違いすぎて一体感がないんですね。そのことを社長に伝えると、『実は自分の出社時間もまちまちだ』という。『社員には何も言わず、社長の出社時間を早めかつ一定にしてください』とアドバイスしました。その会社は、その後、午前中にはみんなが集まるようになり、チームの一体感が出てきたそうです。チームの問題は、リーダーに起因していることが多いのです」

 部下にも問題はある。

「入社の挨拶で『僕は褒められて育つタイプです』という新入社員が多くなっています。上下関係にも慣れていませんから、上司からみても扱いにくい。彼らは、就職氷河期を勝ち抜いたというプライドもありますから、下手な怒り方をすると、近寄ってこなくなる」

 だからこそ、チーム作りはよりいっそう、重要になってくる。

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