人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

アクション多めでみんなでワイワイできる映画は劇場で、じっくり楽しみたい映画は家で…変わりつつある映画鑑賞スタイルの二極化

2019.11.14

■連載/Londonトレンド通信

 ついに、あのマーティン・スコセッシ監督の新作がオンライン公開される時代がやってきた。時を同じくして、このところのスコセッシ監督によるマーベル批判が波紋を呼び、ナタリー・ポートマンやベネディクト・カンバーバッチが意見するなど、ちょっとした論争になっている。映画界はどうなっていくのか。

 オンラインはインディペンデント映画の監督にとって可能性になると言ったのは、グリンダ・チャーダ監督だった。『ベッカムに恋して』(2002)で一躍知られるようになった監督だ。

 2012年のロンドン・サンダンス映画祭でのインディペンデント映画監督によるパネルディスカッションで、チャーダ監督のほかには『マン・オン・ワイヤー』(2008)でアカデミー賞を受賞したジェームズ・マーシュ監督もいた。あとは、そこまで名の知られていない監督たちで、作品を世に出す困難を語っていた。チャーダ、マーシュ両監督でさえ苦労しているのだ。

 その中での、オンラインが助けになるのではというチャーダ監督の発言だった。確かに、劇場公開にこぎつけるのが難しい監督にとって、オンラインは作品公開の場と成り得るかもしれない。だが、そこに、あのマーティン・スコセッシ監督が含まれる日が来るとは、夢にも思わなかった。

Martin Scorsese at "The Irishman" press conference during the 63rd BFI London Film Festival at The May Fair Hotel on October 13, 2019 in London, England. (Photo by Gareth Cattermole/Getty Images for BFI)

 Netflixから配信されるスコセッシ監督の新作『アイリッシュマン』のことだ。正確には、11月27日の世界配信前、すでに公開中の欧米各国に続き、日本でも15日から劇場公開が決定した。

 加えて、オンライン配信となったいきさつも、製作費が当初の予算を大幅に超え、パラマウントが手を引いたところに手を挙げたのがNetflixだったという事情らしいので、新人インディペンデント映画監督と同列には語れないだろう。

 それにしても、衝撃ではあった。劇場公開があるとはいえ、劇場で行き渡ってからDVDや配信になるケースと違い、劇場数など公開規模は小さめだ。くどいようだが、あのスコセッシ監督の新作がだ。

 スコセッシ監督作ばかりではない。アカデミー賞レベルの良作が続々Netflixから公開されるのだ。

 中でも、『マリッジ・ストーリー』は2人の主演俳優、離婚に向かう夫婦を演じるアダム・ドライバー、スカーレット・ヨハンソンが素晴らしい。いらだたしさ、愛しさ、悲しさ、相反する感情のせめぎ合う過程を演じきっている。

 両サイドの弁護士が敏腕すぎて、迷いのありそうな2人をよそに離婚へと進んでしまうあたりなど苦いコメディーの味もある。弁護士役のローラ・ダーン、レイ・リオッタもはまり役だ。

 こちらも、12月6日の配信前、11月29日から一部劇場で公開される。

(L-R) Adam Driver, Laura Dern and Ray Liotta attend the "Marriage Story" UK Premiere during the 63rd BFI London Film Festival at the Odeon Luxe Leicester Square on October 06, 2019 in London, England. (Photo by Gareth Cattermole/Getty Images for BFI) 

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年7月16日(木) 発売

DIME最新号の特別付録はミクロの世界を楽しめる「90倍スマホ顕微鏡」!特集は「家ナカ オフィス改造計画」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。