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シニア世代にキャッシュレス決済の利用を浸透させる条件

2019.11.12

近年、キャッシュ決済の利用拡大に向けた動きが加速しているが、スマホを保有し始めるまでにも長い年月がかかっている「シニア世代の利用実態」はどうなっているのだろう。

今回、ハルメクは、55~79歳のシニア女性230名を対象に「キャッシュレス決済に関するwebアンケート調査」を実施した。調査の結果、シニア女性の9割以上がキャッシュレス決済を利用している一方で、「QRコード決済」の利用経験者は1割以下という結果だった。

「QRコード決済」はシニアに受け入れられるか?

キャッシュレス決済を利用したことがあるシニア女性は9割以上

キャッシュレス決済を「現在利用している」人は全体の95.7%(220人)。「過去に利用したことがある(1.7%、4人)」を含めると97.4%(224名)が利用経験済みだった。その一方で、2018年末の巨額キャンペーンで話題になったPayPayなどをはじめとする、QRコード決済の利用経験者はわずか8.3%(19人)。

キャッシュレス決済を利用する理由

suica等の電子マネー、クレジットカードは8割以上が利用経験あり

利用したことがあるキャッシュレス決済サービスTOP3は、第1位「電子マネー(96.5%、222人)」、第2位「クレジットカード(89.6%、206人)」、第3位「プリペイドカード[VISA・JCB付](30%、69人)」。

一方、スマホ決済の利用経験者は「QRコード決済以外のスマホ決済」が18.3%(42人)、「QRコード決済」が8.3%(19人)と、2割以下にとどまっており、「キャッシュレス決済」とひとくちに言っても普及度に差があることがわかった。

利用したことのあるQRコード決済サービス

QRコード決済利用者の中で、利用したことのあるQR決済サービスは、楽天Payが最も多い結果に。

QRコード決済利用への意識は「積極・肯定派」「消極・否定派」に分かれる

QRコード決済利用経験者は、「積極派」「消極派」「利用休止者」に分類される。利用未経験者の意識は、「肯定派」「様子見派」「否定派(不安だから使わない)」「不明派(どういうものかよくわからない)」に分かれる結果になった。

全体的に「セキュリティに対する不安」は大きい。その他、「スマホで操作することの不安」「リアルにお金を管理できない不安」などが挙がった。

調査結果でわかった、「セキュリティ」「操作」「お金の管理」「使いすぎへの懸念」「実態がよくわからない」という5つの不安を乗り越えれば、シニアのQRコード決済の普及は進むのだろうか。ただでさえ、この年代の人の多くは「周囲の評判を聞いてから」と慎重な消費行動をする。また、セキュリティに対する不安は甚大だ。

実際に利用するには確固たる動機も必要。この年代はスマホを保有し始めるまでにも長い年月がかかっている。10月の「消費税増税」がQR決済を利用し始めるポイントになるだろう。増税にあわせてポイント還元が行われるが、「知らないで損するQR決済の使い方」といったテーマには高い関心がある。

インタビューの現場でも「使うかどうかわからないが、QR決済について知っておきたい」「増税で損をしたくない」という声があった。増税きっかけで促進するかは、「不安よりお得さ・便利さが勝ったら」という条件つきだと思うが、損得勘定は利用する動機になり得る。

また、この層は一過性のキャンペーンなどでは動かない。その点が若者との違いだ。この世代は、「安全で便利」と納得して一歩踏み込みさえすれば、同じモノやサービスを長く使い続ける傾向がある。シニア市場を攻略するには、使うきっかけとなる強い動機づけ、分かりやすい安心感がキーとなるのではないだろうか。

構成/ino

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