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防災という観点を落とし込んだ、いざという時に頼れるプロダクトデザイン3選

2019.11.11

■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪

 残念なことに、ここ近年の日本は台風や地震といった災害に見舞われることが多く災害時の対応や災害に備える必要性がより増してきている。そういった実用性が重視される領域においてはデザインというものが活躍する場はあまりなさそうに感じるかもしれないがそんなことは全くない。デザイン性の高いものは、災害時に目に留まりやすいこともあるし、日ごろから手元に置いておきたいと思われることに災害時にすぐ持ち出せる、というというメリットがあるからだ。デザインの重要性が増している現在だからこそ、そうした「いざという時に頼れるデザインたち」を見直してみたいと思う。

交通渋滞の影響を受けずに救護場所に駆け付ける救急車『The Median AMB』

救護者を搬送する救急車自身が事故に見舞われるニュースを時折目にすることがある。他の車も走っている状況で一刻も早く移動しようと運転しているので、どう努力しても減らせないリスクがあるのではないか、と私はそのようなニュースを見るたびに感じている。

韓国のデザイナー2人によってデザインされた新しい救急車はそんな問題を解決してくれるかもしれないアイデアだ。アイデア自体はシンプルで、道路の中央のラインにレールを敷き、そこを移動するモノレール型の救急車を走らせるというもの。これであれば救急車専用のレーンが設けられているので、渋滞で身動きが取れなくなることもない。目にする救急車の事故が交差点で起きていることを考えるとその点は別途検討する必要はありそうだが、交差点だけはレールが道路を跨ぐようにする等、工夫の余地はありそうだ。こちらの『The Median AMB』、2018年の「Red Dot Design Concept Award」を受賞している。

雨を有効活用するベンチ『Water Bench』

見た目はお洒落なベンチ。美術館の中に置かれていてもしっくりきそうなクッション型のベンチである。しかしこちらの『Water Bench』、防災に関わる機能も有している。本体表面にある沢山のボタンのようなデザイン、実はこの部分から雨水を吸水するようになっており本体に500リットルまで貯蔵することができる。ダブルユニットという形式で同じものを地中にも設置して2台を接続すれば最大1800リットルまで貯蔵することができるということだ。そのまま地中に流れ出してしまう雨水を一時的に貯蔵することは、設置した場所のみならず、そこから繋がる川や用水路付近に暮らす人たちの安全性を高めることに繋がると思う。なお、貯蔵された雨水はそのままでは外に出て行かないので、例えば晴れた日に電動ポンプ等を用いて排水し、花壇の草花への水やりに使われることを想定されているようだ。

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