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職場の同僚や取引先と会話がスムーズにできない人に共通する3つの特徴

2019.11.11

■連載/あるあるビジネス処方箋

 今回は、ビジネスにおいての「会話」をテーマに取り上げたい。仕事をするうえで、上司や同僚、取引先や顧客と何らかの会話をするはずだ。多くは、ある程度はスムーズなやりとりになるのだろうが、強い違和感を覚えるときがあると思う。

 たとえば、「言っている意味がわからない」「この前に話したことであり、同じ意味合いの内容になっている」「どうも要領を得ていない」といったものだ。その際、違和感が一過性のものとして終わるか、つまり、偶然のものか、それとも頻繁に繰り返されるものであるのかを冷静に考えてみたい。結論からいえば頻繁に繰り返される場合、背景や理由を想像しよう。実は、「会話がスムーズに進まない」のは相当に重大な意味があると私は思っている。今回は、これまでの取材で得ている私の考えを紹介したい。

怒りや不快、嫉妬心、ライバル心、脅威

 信じられないかもしれないが、あえて会話をしようとしない人はいる。この場合、本人は何かを感じている場合が多い。たとえば、怒りや不快なもの、嫉妬心、ライバル心、脅威などだ。高校生までくらいがこういう行動をとるのはわからないでもないが、社会人になり、「不愉快だから」と相手と会話をしないのは本来は、大きな問題がある。

 だが、このような人は少なからずいる。私の経験をもとにいえば、過去30年程に40∼50人はいた。特に中小企業に目立つ。おそらく、もともと採用時に人材の質が大企業に比べて相対的に低い人が入る傾向があり、入社後も社員研修や教育がほとんどないことが大きな理由と思われる。結果として、感情を正しくコントロールすることなく、むき出しにしようとするのだろう。

 あなたがこのような人と向かい合うとき、まず、気をつけるべきは深入りをしないことだ。相手は、何らかの感情が働き、会話をしようとしないのだから、とりあえずは静観しよう。話し合おうとすると、一段と感情的になる場合がある。

 おそらく、今後も、機会あるごとに不満を持つときに会話をしない場合があるはずだ。間違っても、説得しようとは思わないようにしたい。あなたの意見で変わる人ではないのだ。

「共通認識」がない

 社員数300人以下の中小企業や創業10年以内までのベンチャー企業に目立つケースだが、いわゆる「共通認識」が職場で広い範囲で浸透していない場合だ。中途採用を繰り返し、一応は入社させるが、辞めていく人が多い。新卒採用をしようとするが、エントリー者が一向に増えない。限られたエントリー者の中から、採用するかどうかと迷うような人でも強引に雇う場合が多いために、3年以内に辞めていくケース可能性が高くなる。

 社員の出入りが激しく、共通認識が浸透しないために、個々の社員が独自の判断で勝手に仕事を進める文化がある。チームプレーではなく、完全な個人プレーになりやすい。これでは、「共通認識」にもとづく深い会話をするのは難しいだろう。

 読者諸氏が30代半ばまでくらいで、このような会社にいるならば、状況いかんでは、社員数500人以上の中堅企業や1000人以上の大企業への転職を検討してもいいのかもしれない。私の認識では、完全な個人プレーの会社では、個々の社員はまず成長しない。

 得てして、こういう会社の経営陣は社内の改革をしようとはしない。営業には力を入れるが、人材育成などには関心がないようだ。これでは、会社に残っても得るものはあまりないのかもしれないと私は思う。安易に退職を勧めることはしないが、「果たして、今の会社に残っていてもいいのかな」と考えてみてもいいのではないか。

有利な雰囲気やムードをつくろうとする

 双方のやりとりを中断させることで自分にとって有利な雰囲気やムードをつくろうとする人がいる。たとえば、相手を動揺させ、その間に勝手に話を進める人もいるのだ。こういう人は、仕事の会話を「討論」や「ディベート」と勘違いしている可能性がある。私の観察では、強い劣等感をふだんから感じているか、自己顕示欲や何らかの攻撃を仕掛ける欲望が相当に強いことが考えられる。だからこそ、必死に主導権を握ろうと会話を中断したりするのだろう。

 今回、取り上げたような人と深く話し合い、解決策や妥協案を探ろうとしないようにしたほうがよい。私の経験論をもとにいえば、「世の中には様々な人がいるが、こういう人もいるんだな」と引いた目でみるのが、現実的なアプローチだと思う。このタイプの大半は周囲が敵だらけとなり、中堅企業や大企業ではまず成功しない。ひっそりと、誰も知らないような職場で会社員人生を終えていくものだ。賢明なあなたが競い合ったり、怒ったりする相手ではない。視界から、そっと外すのがベストな対応だ。読者諸氏には、生きていくうえで損をしてほしくないと心から思い、少々、辛口なこともこの連載では書いている。

文/吉田典史

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