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5G時代到来で「XRビジネス」に期待するものは?7割がVRショッピングに関心あり

2019.11.02

IoT時代の重要な基盤となる5G(第5世代移動通信システム)は、「超高速大容量」、「多数同時接続」、「超低遅延」といった特徴により、新たなコミュニケーションの可能性とともに、大きなビジネスチャンスが期待されている。

このほど、AQU先端テクノロジー総研により7月3日に実施された5G時代におけるXRビジネスに関するアンケート(会社員など2,300人)の意識調査がさらに推し進められたところ、医療、災害などに期待の声が多くあった点、また360度動画、VRショッピングなどに可能性があることが再確認された。

ちなみに、XRとは、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、SR(代替現実)、VR(仮想現実)といった技術の総称である。

40%以上の人が「5Gに関心がある」と回答

調査の結果、5Gは「大いに関心ある」18.5%、「関心ある」23.9%で、40%強の人が関心あることが分かった。また、360度動画に関心のある32.3%のうち、57.3%の人がVRショッピングに関心があることが分かった。

ネットショッピングでは、将来的にVRショッピングの可能性があるといえる。

いっぽう、未来型VR、AR、MR等の製品サービス、またXRビジネスへの期待としては、医療分野への意見が多くあった。

たとえば、「医療現場における遠隔診療によるセカンドオピニオンの充実に期待する。」(37歳、男性、自営業)、「患者としての治療の選択肢の拡充ももちろんだが、医師等の医療従事者の働き方の改革につながれば良いと思う。」(30歳、男性、会社員)と、働き方の改革につながるとする意見もあげられていた。

また、災害地の状況把握や人命救助、シミュレーターなどへの期待も挙げられた。5G時代におけるXRビジネスは、豊かな社会づくりにつなげてゆくことが期待される。

高齢化社会により、VRショッピングの需要が高まる?

360度動画に関心のある743人のうち、426人(57.3%)が、VRショッピングに関心があることがわかった。

とくに、360度動画に大いに関心のある人においては、234人のうち168人(71.8%)がVRショッピングに関心があると判明した。

このことから、360度動画とVRショッピングのユーザー層は極めて近い関係にあると考えられる。また、VRショッピングにおいては、子供のいない人(家庭)よりも、子供のいる人(家庭)の方がいくぶん多い傾向がみられる。

VRショッピングにおける女性の比率は、データを解析してゆくと、市場全体を考えた場合、いくぶん、男性の比率よりも高いとみられる。

同様に、高齢者を考えてみると、50代よりも60代以上の人の方が、VRショッピングに対する関心度はやや高いとみられる。

ますます高齢化へ向かう社会においては、高齢者向けのVRショッピングの需要は大きいと考えられる。

未来型XRビジネスへの期待とアイデア

VR、AR、MR等の製品サービス、またXRビジネスへの期待、アイデア、日本のミッションについて、感じていることを書いてもらう調査も行われた。

その結果、全体的には医療分野への意見が多かった。たとえば、「医療現場における遠隔診療によるセカンドオピニオンの充実に期待する。」(37歳、男性、自営業)、「患者としての治療の選択肢の拡充ももちろんだが、医師等の医療従事者の働き方の改革につながれば良いと思う。」(30歳、男性、会社員)と、働き方の改革につながるとする意見もあった。

XRビジネスへの期待、アイデアとしては、何らかの事情で外出できない人向けのバーチャルな支援サービスなどが挙げられた。

たとえば、「身体が不自由で自由に動くことができない人や、病気をもっていてなかなか外出できない方、高齢者の方に向けた買い物代理ロボットや活動補助、宅配モニタリングサービスなど、バーチャルでの遠隔支援サービスを是非取り入れて活用してほしい。」(35歳、男性、自営業)といった意見。

また「小さい子どもがいるので、VRショッピングで好きな時間に買い物ができたらいい。」(30歳、女性、会社員)、「会社員(事務系)カタログショッピングでなく、VRを見てショッピングが出来るとよい。」(53歳、男性、会社員)といったようにVRショッピングに対する期待もあった。

日本のミッションについては、災害大国、アニメコンテンツなどに関するものがあった。

たとえば、「災害大国の日本においてシミュレーターの重要性は高い。訓練に使えるようなものがほしい。」(25歳、男性、会社員)、「日本はやはりアニメとか漫画関係のメディアが強いので、そこに力を入れて欲しい。」(28歳、男性、会社員)、「日本が強いジャンル、例えばアニメなどのサービスが活性化されることを期待します。」(44歳、男性、会社員)、「労働人口不足を解消するとともに、日本ならではのコンテンツで世界にアピールできるような活用のされ方が望ましい。」(38歳、男性、会社員)など、キラーコンテンツに関するものがあった。

全体的には世の中に貢献するようなサービスへの期待が感じられた。たとえば、「兎に角、人に優しく、便利で、社会貢献することに期待する。」(69歳、男性、自由業)、「安全安心の世の中に貢献するように期待する。」(63歳、男性、会社員)、「災害地の状況把握に、ドローンとの併用で、より早く人命救助ができるようになることを期待する。」(62歳、男性、会社員)などである。

ITで培った技術力がXRビジネスにうまく応用され、豊かな社会づくりにつながってゆくことが求められている。

全体的に、未来型、XRビジネスへの期待の高さが感じられた。ごく一部ではあるが、参考までに以下、挙げてみたい。

・「日本はeスポーツ界隈があまり盛り上がっていないので、VRなどを使ったオンラインゲームでの盛り上がりに期待したい。」(27歳、男性、会社員)
・「日本はやはりアニメとか漫画関係のメディアが強いので、そこに力を入れて欲しい。」(28歳、男性、会社員)
・「私は不動産屋なのでVRは素晴らしい、と思います。」(29歳、男性、会社員)
・「医療分野に期待する。患者としての治療の選択肢の拡充ももちろんだが、医師等の医療従事者の働き方の改革につながれば良いと思う。」(30歳、男性、会社員)
・「小さい子どもがいるので、VRショッピングで好きな時間に買い物ができたらいい。」(30歳、女性、会社員)
・「日本はハードウェアの開発で活躍してほしいと思う。」(31歳、男性、会社員)
・「日本は、通信の整備競争、標準規格化で力を発揮して欲しい。」(33歳、男性、会社員)
・ 「期待したいサービスとしては、身体が不自由で自由に動くことができない人や、病気をもっていてなかなか外出できない方、高齢者の方に向けた買い物代理ロボットや活動補助、宅配モニタリングサービスなど、バーチャルでの遠隔支援サービスを是非取り入れて活用してほしい。」(35歳、男性、自営業)
・「普段見れないような地形、場所を見学できたり、その場の空気感や匂いなどを感じれるようになればいいと思う。」(35歳、男性、会社員)
・「医療現場における遠隔診療によるセカンドオピニオンの充実に期待する。」(37歳、男性、自営業)
・「イベント会場やスポーツ観戦、旅行など、行きたくても行けない人のために、行った気分や臨場感を味わえるようなコンテンツに期待する。また、日本の素晴らしい文化やおもてなしを世界の人にも体験できるものが出来るといいと思う。」(38歳、女性、会社員)
・ 「バーチャルで工作したものが、実際の通販で届くなど、陶芸や料理コンテンツに需要がありそう。」(38歳、男性、経営者・役員)
・「労働人口不足を解消するとともに、日本ならではのコンテンツで世界にアピールできるような活用のされ方が望ましい。」(38歳、男性、会社員)
・「引きこもりなどの今の日本の問題が少しでも解決する役に立つ事を期待したいですね。」(39歳、男性、会社員)
・「寝たきりや入院中の人が旅行など擬似体験が出来れば良い。」(43歳、女性、由業)
・「車-車間、車-拠点間通信の充実による事故のない社会に期待。」(51歳、男性、会社員)
・「無医村での医療や過疎化による公共のサービス低下を補うことに期待している。」(51歳、男性、会社員)
・「例えば、王や長嶋が現役時代の野球の試合をよりリアルに追体験・観戦できるようなアミューズメントがあれば面白いと思う。(52歳、男性、会社員)
・「映画の中に入っている感覚になれるようなサービスに期待する。」(57歳、男性、会社員)
・「日本は相互接続性、規格標準化のイニシアティブをとって欲しい。」(57歳、男性、経営者・役員)
・「オーケストラ等コンサートの醍醐味を味わいたい。」(59歳、女性、自由業)
・「なかなか行けない(距離とか危険とか)世界遺産とかに実際に行ったかのごとく感動ができる体験サービス。」(59歳、女性、会社員)
・「トレーニングなどの業務利用のコンテンツも早い者勝ちなので早く立ち上げたい。」(62歳、男性、会社員)
・「建物の建設過程から完成までがリアルに表現出来ればよいと思う。」(63歳、男性、自営業)
・「人間の思いつきやひらめきなどにも対応できる楽しいものがあればいいですね。」(63歳、男性、会社員)
・「日本の 素晴らしさを 国内に留まらず世界に発信することができると思います。」(63歳、女性、自営業)
・「自動運転に期待する。」(64歳、男性、自営業)
・「遠くに行かなくて済むことにより、時間と交通費が節約できる可能性を秘めている。」(64歳、男性、会社員)
・「仮想体験によって、いろいろな技術を身に付けられる。」(64歳、男性、自営業)
・「360度カメラでスポーツと世界遺産を見られるといい。」(65歳、男性、経営者・役員)
・「スポーツやイベントなどの映像の中に入って、自分も参加している様に疑似体験出来るとよい。」(65歳、男性、会社員)
・「日本は世界に先駆けて高齢化社会に突入しますが、高齢者への対応に大いに役立つと思います。」(65歳、男性、経営者・役員)
・「兎に角、人に優しく、便利で、社会貢献することに期待する。」(69歳、男性、自由業)

出典元:株式会社AQU先端テクノロジー総研

構成/こじへい

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