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「開けない故人のスマホ」問題はこうして防ぐ!生前から始めたいデジタル遺品対策

2019.11.01

パソコンにスマホ、そしてインターネットの普及にともない、個人が管理するデジタルデータは飛躍的に増えた。そういったSNSや株取引、仮想通貨といった個人に紐づくデータは、利用者が亡くなったらどうなってしまうのだろうか?

この記事では、「亡くなった人のスマホやPCに入っている「デジタル遺品」みんなはどうしてる?」に続き、「デジタル遺品」に精通する専門家・古田雄介さんに、「デジタル遺品」の取り扱い方や事前に準備しておきたいことなどをうかがってみた。

【参考】亡くなった人のスマホやPCに入っている「デジタル遺品」みんなはどうしてる?

ロックがかかると開けられない! 故人のスマホの対策は?

古田さんに「注意するべきデジタル遺品」をうかがったところ、真っ先に「スマホ」が挙げられた。ロックのプロテクトが強固で、もしパスワードがわからないと、メーカーでもキャリアショップでもどうにもならないという。スマホに限らず、こうしたデジタルデバイスやウェブサービスなどの「パスワード」問題は、どのように解決すればいいのだろうか?

「すべてのパスワードを遺族に託す仕組みを維持するのは現実的にはなかなか厳しいと思います。最低限、スマホのパスワードだけは伝わるように意識することをお勧めします。

名刺大の紙にスマホの型番とパスワードを書き、パスワード部分は修正テープを2回走らせるなどして完全にマスクします。それを実印等と一緒に保管しておくことで、簡易スペアキーとなり、万が一の時には遺族の目に触れる可能性が高まります。元気なうちに気づかれても修正テープで隠されていますし、もし削られても跡が残るので、見られたことに気づけます。

いずれにしろ、デジタルの持ち物は数か月でこまごまと変わるのが普通だと思うので、100%の対策を打つのは無理だと思ったほうが良いと思います。瞬間の完璧さよりも、10年後も8割方は通用する対策を習慣的に続けていくことが大切だと思います。「これは絶対に家族に伝えたい」というパスワードなら、上記のスマホと同じようにスペアキーを作るのが良いですが、それ以外はある程度アバウトな姿勢で構わないと思います」

故人のSNSやチャットツールは、どう扱ったらいい?

TwitterやFacebook、あるいはLINEなど、いまやSNSやチャットツールは身近なサービスになっている。もし故人が闘病のすえに亡くなり、その経過をブログなどに記していたら、遺族や周囲はそれを遺したいと考えることもあるだろう。こうした場合の、解決策はあるのだろうか?

「SNSやブログの存続は、運営元の方針にかかっています。ですから、将来性を考えると案外もろいと考えたほうがいいです。これまで4000件近くの故人のサイトを追跡してきましたが、没後に完全に放置された状態で10年存続しているケースは少ないです。20年になるとごく一部。一世紀前の日記がざらに出てくることを考えると、かなり短命な媒体といえるかもしれません。

それでも遺族の管理の元なら、数10年の存続も現実的です。打つ手はサービスごとに異なります。

基本的にSNSはアカウントの相続は非対応ですが、Twitterはチームでアカウントを運営しているというスタイルにすれば、本人が亡くなっても家族チームとして維持する道筋があります。FacebookとInstagramは「追悼アカウント」という故人のアカウント専用の保護モードがあり、友人知人からの申請により運営側が真贋を判断してモード変更がなされます。ただし、追悼アカウント化するとダイレクトメッセージが閲覧できなくなるなどの機能制限が入るため、故人のページをあえて通常アカウントのままで維持している遺族もいます。これは、規約違反といえる使い方にはなりますが、様々な事情からこのスタイルをとる遺族も少なくありません。

ブログは承継可能(相続可能)なサービスが増えてきていますが、感触としては半々です。利用規約ページを「相続」「死亡」「承継」などで検索して、スタンスを調べたうえで手を考えるのが良いでしょう。相続不可の場合は、丸ごとコピーして別のブログに引っ越すのも手です」

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